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閾の思考 他者・外部性・故郷

磯前順一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588150678
ISBN 10 : 4588150677
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本のナショナリズム批判にはじまり、異種混淆的な生を説くポストコロニアリズムを経て、いまだ日本帝国支配の爪痕が残る東アジアへと眼差しは向かう。そして主体の脱臼を媒介とした新たな「故郷」の創出へと。安丸良夫、柄谷行人、酒井直樹、エドワード・サイード、ホミ・バーバ、タラル・アサド、ガヤトリ・スピヴァク、ジョルジョ・アガンベン、山尾三省らの思想を通して、「戸惑い」と「受苦」を絆とする新たな共同性が構想されていく。

目次 : はじめに ポストコロニアル的な生をめぐる断想/ 序章 閾の思考―他者の眼差しのもとで/ 第1章 思想を紡ぎだす声―はざまに立つ歴史家 安丸良夫/ 第2章 ポストコロニアリズムという言説―ホミ・バーバ その可能性と限界/ 第3章 他者と共に在ること―ディアスポラの知識人 タラル・アサド/ 第4章 外部性とは何か―日本のポストモダン 柄谷行人から酒井直樹へ/ 第5章 モダニティ・帝国・普遍性―「近代の超克」と京都学派/ 第6章 帝国の記憶を生きる―ポストコロニアル批評と植民地朝鮮/ 終章 故郷への帰還―ガヤトリ・チャクラヴォルティ・スピヴァクから山尾三省、そしてジョルジョ・アガンベンへ/ あとがき 震災の後に―アイデンティティの傷について

【著者紹介】
磯前順一 : 1961年生まれ。宗教・歴史研究。文学博士(東京大学)。東京大学文学部助手、日本女子大学助教授を経て、国際日本文化研究センター准教授。ハーバード大学、ロンドン大学SOAS、チュービンゲン大学、ルール大学ボッフム、チューリッヒ大学の客員研究員および客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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