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戦闘機「隼」 昭和の名機その栄光と悲劇

碇義朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784769820994
ISBN 10 : 4769820992
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2003
Japan

Content Description

近代的戦闘機として海軍の零式戦闘機とともに並び称される陸軍の名機・隼戦闘機。軽快な空戦能力と抜群の航続力を誇り、太平洋戦争の劈頭から終焉まで、熾烈な空の戦いに臨んだ“昭和の名機”の誕生エピソードから戦歴のすべてを綴る話題作。ベストセラー『最後の戦闘機紫電改』の著者が贈る傑作機・徹底研究。

目次 : 序章 「隼」対「ムスタング」/ 第1章 陸海軍の主力機を独占/ 第2章 近代的戦闘機への模索/ 第3章 名機九七式戦闘機/ 第4章 難航する次期戦闘機/ 第5章 一式戦闘機/ 第6章 「隼」戦闘機隊出動/ 第7章 つば競り合い/ 第8章 苦闘する「隼」/ 第9章 「隼」は死なず

【著者紹介】
碇義朗 : 1925年、鹿児島生まれ、東京都立航空工業学校卒。陸軍航空技術研究所をへて、戦後、横浜工業専門学校(現横浜国立大学)卒。航空、自動車、鉄道などメカニズムと人間のかかわり合いをテーマにドキュメントを発表。航空ジャーナリスト協会会員。横浜ペンクラブ会員。自動車技術会会員。カナダ・カーマン名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • イプシロン

    愛称「隼」の由来は、あの有名な軍歌の詞「♪隼は征く〜」だとは知らなかった。貧弱な武装と脆弱な機体という印象を与えるが、逆にいえばスマートで引き締まったスタイル。狙撃手のごとき武装といえる。しかし、戦争は過酷である。日本側が一日に三度出撃し、操縦士が疲労困憊し、つぎつぎに命を落としていくなか、対する連合軍はいつもフレッシュな操縦士が駆る。数的劣勢を補おうとすればかえって被害を蒙る悲劇。戦闘機の性能以前の問題であろう。定速ピッチプロペラ、主脚の引き込みなどは外国機のコピーだが、日本らしい技術的工夫もある。

  • スー

    大戦中日本で生産数が2番目に多い機体が中島飛行機の隼でした。零戦の陰に隠れがちですが戦争の初期から末期まで改良を重ねながら第一線で活躍して最後は特攻機となる同じような道をたどる機体です。隼は同じ中島製の97戦の後継機ですが、名機の97戦を超える為に徹底して軽量化したために零戦より改良する余地の少ない機体となった印象です。97戦の成功が隼の採用の遅れとなり、その後の重戦への移行が遅れる原因になるとは。ライバルの海軍も同様な結果になるのは日本の特長なんですかね。

  • Machida Hiroshi

    本書は、海軍の零戦と並び称された陸軍の第二次大戦初期の名機「隼」の誕生から終末までを綴ったノンフィクションの戦記です。中島飛行機の「隼」は、空冷ながら故障の少ないエンジンを得て、結局第二次大戦を通して陸軍の主力機として大量に生産されましたが、火力不足と防弾性能と低速で、途中からは劣勢となり、大戦末期は特攻で無駄に消耗させられたようです。まるで三菱の零戦と同じような栄光と没落の運命を辿ったことになります。軍神・加藤建夫少将が率いる第64戦隊の「加藤隼戦闘隊」は、本や映画や歌まで発表され、隼を有名にしました。

  • 連雀

    一式戦隼の生い立ちについて、いかなる時代背景で、いかなる思想のもとに開発され、どういった経緯で制式採用に至るかが、簡にして要を得た解説がされています。九七式戦闘機が何故陸軍航空隊にとって傑作機であったのか、その九七戦を如何にして乗り越えたのか。特に興味深かったのは、時代の趨勢を無視して頑なに九七戦を信奉し一式戦を拒否していた陸軍の意識を改革した今川少将のくだりと、軽戦と重戦の端境に存在した一式戦の姿を客観的に描いているところ。さすが元・技研の碇義朗ですね。面白く読めました!

  • 長島芳明 

    中島飛行機に関する本は極度に少ない。史料自体が極度に少ないので研究のしようが無いのだが、著者は中島の名機を設計した小山悌のインタビューをし、それを再構成したので読みやすい。「隼」がテーマだが、中島飛行機について知ることが出来る良書だ。戦後の小山悌のある出来事に感動した。

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