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ロボットとは何か 人の心を映す鏡 講談社現代新書

石黒浩

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062880237
ISBN 10 : 4062880237
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
石黒浩 ,  

Content Description

「なぜ人間型ロボットを作るのか」「ロボットに心はあるか」。自分や愛娘を模したアンドロイド、ロボット演劇など、世界を驚愕させ続ける鬼才がその研究を公開、ロボットの未来を語る。

【著者紹介】
石黒浩 : 1963年、滋賀県生まれ。山梨大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。文部科学省グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」拠点リーダー。ATR知能ロボティクス研究所客員室長。JST・ERATO浅田共創知能プロジェクト・グループリーダー。知能ロボットと知覚情報基盤の研究開発を行い、次世代の情報・ロボット基盤の実現をめざす。人間酷似型ロボット研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    冒頭の言葉に動心(欄外に記す)。いつの日かロボットも心を持ち人間同士の心の繋がりの輪に入っていくことだろう。人間型ロボットに拘り研究しながら考える。人間とは何か。目の前でロボット同士が握手し会話を始めたとき何を感じるのだろう。私たちの無意識な動作、肌に触れ筋肉を動かし姿勢を変える。全ての細胞にどう伝わるのだろう。自己矛盾の中で研究は更に深化する。人間はなぜロボットを求めるのか。新技術を作り出すのも受け入れるのも人間である。いずれ互いの心は通じ合うのか。どんなに便利になっても人間らしさを失わずにいられるか。

  • Fondsaule

    ★★★★☆ テレビでも紹介され、自身のアンドロイド制作で知られる大阪大の石黒浩教授によるロボットの本。 自分の幼い娘をモデルにした子供アンドロイドや、藤井アナウンサーがモデルの一人でもあった女性アンドロイド、自分で動きを憶え発達する子供ロボットの話など、大変に興味深い。

  • けい子

    著者はロボットをつくる上で「心」の問題と葛藤している。ロボットに「心」を持たせる事、これが出来れば自分が死ぬ事も怖くない気がする。自分と全く一緒のロボットが出来れば何も怖くない気がする。この意味が分かる人は、生きる意味が私と一緒の人です。

  • ないとう

    ロボットに心を作れるのかは重要な問題だが、どんなに技術が進歩しても、すべてが分かるとは限らないのが面白い。ニーチェの言葉に、事実など存在しない、ただ解釈が存在するというのがあるが。人の心がまさにそうなのかもしれないと本書を読んで感じた。たとえロボットに心が無くても人はロボットに心を感じることができるのならば、心は元から存在しないのかも。

  • hikarunoir

    10年ほど前の著作で技術的差異はあるだろうが著者の研究への向き合い方の根幹に触れられる。具体例より、命懸けで悪用される技術を編み出す情動についての記述は刺激的。

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