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新装版ひめゆりの塔 講談社文庫

石野径一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062932875
ISBN 10 : 4062932873
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

太平洋戦争末期の沖縄戦。女子師範と第一高女の女学生ばかりで、ひめゆり部隊が結成された。野戦病院を出発し、砲撃の中を米須の洞窟へと向かった彼女たちの九十日。慕われた先生も、かけがえのない親友も、妹も…。死の行進を強いられ、戦場に散った青春への愛惜が胸に迫る名作。文字を大きくした新装版。

【著者紹介】
石野径一郎 : 1909年沖縄県生まれ。沖縄戦を題材にした『ひめゆりの塔』は戦後間もない’49年に「令女界」で連載開始、翌’50年山雅房より刊行。’53年に映画化。’90年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゲンキ

    名前は聞いたことがある。でも若き女生徒の悲劇というイメージがあり、自分は辛すぎて最後まで読めないだろうと思って読まずに来た。でも運命的に、何万冊もある図書館の本の中で、偶然本書が目に留まった。表紙の3人の女生徒が海に向かって楽しそうに走っている姿にも惹かれた。でも読んでみると冒頭から、ひめゆり部隊の女生徒たちがアメリカ軍の攻撃を受け、負傷兵たちを助けながら、壕を転々とする。あまりに辛くて途中で読むのが嫌になったが、主人公のカナたちが最後の最後まで生きようとしたので、最後まで読むことが出来た。感動です😭

  • Shoji

    平和の有り難さをしみじみと思う。 「なんと愚かなことよ」と言うのは簡単である。 歴史学とは、あらゆる史料から先人たちの営みを復原していくことであるが、最も復原が困難とされるものが、その時代に生きた人々の「心性」だと思っている。 生まれた時から、お国のために死ぬことが最高の栄誉であると叩き込まれ、正しいことを口にすると犯罪者となった時代である。 ひめゆり学徒隊の集団自決の選択は正しいと私は思う。ひめゆり学徒隊のお嬢さん方が靖国に合祀されるのも理にかなっていると私は思う。 安らかにお眠りください。合掌。

  • 二人娘の父

    率直に感想を言えば、これが沖縄戦における学徒動員の全体像を示す資料的な作品とは言えない。著者が戦後4年という時期に、主観を交えて記した学徒隊への鎮魂の物語。そのように受け止めた。1953年映画「あゝひめゆりの塔」原作とされているが、内容はかなり異なる。時代的制約は否めないが、学徒の「乳房」を強調するなどは、如何なものかと思う記述も目に付く。

  • Ayakankoku

    はじめて太平洋戦争末期の沖縄戦に関する本に触れた。 広島や長崎のことは、修学旅行の事前学習などで知っていたが、沖縄に関する知識は非常に乏しかったことを知り反省した。 最初の1ページから辛くて読み進めることに苦戦した。教師を目指して師範学校に通っていた少女達。彼女たちを想像すると胸が締めつけられた。 ひめゆりの塔の記念館で見たあどけない少女達のことを思い出しつつ読了。 知ること、まずはきちんと勉強しようと思う。そして、平和の担い手をしっかり育てていきたい。

  • Enzo Suzuki

    序盤からクライマックスを読まされている感覚がした。スタートからどん底で最初から最後までずーっとやな予感しかしない。しかし得たことは多い。泣くことさえ忘れた惨劇の中で驚いたのは、少女たちのみずみずしい開放的な精神だ。数ヶ月にも及ぶ壕での生活、外に出れば見渡す限りの地獄。それでも彼女たちの青春時代がそこにあった。沖縄を戦場にしてくれと願った沖縄県民がひとりでもいたというのか。平和的な沖縄の文化遺産に、なんの罪があるというのか。読む読まないの選択肢はない。平和のために読まなければいけない1冊。

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