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きょうの日は、さようなら

石田香織

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309025780
ISBN 10 : 4309025781
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan

Content Description

かつて兄だったキョウスケが勝手に私の人生へと戻って来た。立派な「あかんたれ」になって―どこにいても、ただ生きてさえいてくれればいい―家族や親友や恋人より大切な「運命」の物語。

【著者紹介】
石田香織 : 1976年、兵庫県生まれ。会社勤務の傍ら96年より森田雄三創作塾にて創作を学ぶ。『きょうの日は、さようなら』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モルク

    神戸といっても下町の方を舞台にしている。キョウコとキョウスケは連れ子どうしの兄妹。両親の離婚により離ればなれになるが、大人になって再会する。厳しい現実にあるにもかかわらず、たんたんと進む。夕日の美しさ、目をつぶって想像する流れ星、ふとした瞬間になぜか心を揺さぶる場面がある。物足りなさもあるが、なにせこれが石田さんのデビュー作、今後に期待します!

  • えんちゃん

    子連れ再婚で兄妹になったキョウスケとキョウコ。子供時代は大人に振り回され、大人になって再開したふたり。猥雑でエネルギッシュな神戸下町を舞台に、マイノリティな人々の温かさと人生のしょっぱさが交差する、切ない祈りの物語。もし神戸オールロケで映像化したら、すごく良い雰囲気の邦画になると思うなあ。山田裕貴さんと伊藤沙莉さんで。レビュー評価はイマイチみたいだけど、私はとても好みのお話でした。

  • いたろう

    継母の連れ子で、キョウコの血の繋がらない兄となったキョウスケ。小学校の3年間、本当の兄妹のようだった二人が、離ればなれになって十数年、神戸の、港と風俗街の中間の、怪しげだが人情味溢れる街で再会する。普通のOLのキョウコに対して、ちょっとヤバめの事をしているキョウスケだが、今では法律上は兄妹ではなく、住む世界も違う二人の何年経っても変わらない兄妹愛が心を打つ。キョウスケの側の世界のゲイ、風俗嬢、怪しい友人たちが、皆、気のいい人たちなのがいい。子育ての傍ら、スマホで書いたという著者のデビュー作。今後が楽しみ。

  • うどん

    良かった!面白かったです。テンポよく読みました。デビュー作との事。次作も楽しみです。

  • やっちゃん

    ちょっと普通と違った道をいく人たちの物語。中盤までは和気あいあいで皆幸せそうだったのにこの終わり方でええんか。関西弁のツッコミが最高に笑える。

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