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ISBN 10 : 4787274511
Content Description
アメリカ、スペイン、台湾、シンガポール、フィリピン、韓国、日本など、各地のアニメの展開、受容の諸相や翻訳の問題点を明らかにし、声と映像をめぐる身体性や、コンテや原画などの素材とアーカイブが抱える課題を議論して、アニメーション研究の新たな知見を提示する。
目次 : 第1部 国を超えて変容する声と映像(台湾における日本アニメソングと音声の現地化/ フィリピンにおける日本アニメの現地化とその受容/ 目に見えない存在の意義―スペインにおける日本アニメの吹き替え/ アメリカ・クランチロール社と韓国の開発国家的アニメーション)/ 第2部 多様な身体に作用する声と映像(「トムとジェリー」の声とセリフ/ 『鬼滅の刃』の音/ 音声から再考するロトスコープとライブアクション・レファレンス/ 「耳で感じる」快楽―「カセットJUNE」における身体性と官能をめぐる一考察 ほか)/ 第3部 多様な素材が示すアニメの現場と仕事の形態(日本のアニメ業界の制作体制と中間素材/ アニメ・アーカイブにおける音響素材の位置/ 新潟大学でのアニメ・アーカイブの研究活動/ アニメ中間素材からみえてくる“ブレ”表現の独自性)
【著者紹介】
石田美紀 : 1972年、京都府生まれ。新潟大学経済科学部学際日本学プログラム教授、新潟大学アニメ・アーカイブ研究チーム共同代表。専攻は視聴覚文化論
キム・ジュニアン : 1970年、韓国生まれ。新潟大学経済科学部学際日本学プログラム准教授、新潟大学アニメ・アーカイブ研究チーム共同代表。専攻はアニメーション美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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