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できることの見つけ方 岩波ジュニア新書

石田由香理

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784005007912
ISBN 10 : 4005007910
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

視覚障害を理由に将来の可能性を否定され、傷つき悩んだ10代の頃。果たしてどのように壁を乗り越えたのでしょうか。盲学校での生活、受験勉強、キャンパスライフ、海外留学…、様々な経験を通して自らの可能性を広げていく姿を辿りながら、誰もが生きやすい社会のありかたを考えます。

目次 : はじめに 人との出会いが教えてくれること/ 1章 私がいたら邪魔?/ 2章 自ら壁を作っていたかもしれない最初の一年/ 3章 みんなの「できること」を見つけたい/ 4章 見方が変われば景色が変わる/ 5章 誰にでもできることがある社会を求めて/ おわりに 誰もが必要とされている

【著者紹介】
石田由香理 : 1989年生まれ。1歳3カ月で網膜芽細胞腫により両眼を摘出し全盲となる。和歌山県立和歌山盲学校、筑波大学附属視覚特別支援学校卒業後、1年浪人し国際基督教大学教養学部に入学。2014年3月に大学を卒業後、9月より英国サセックス大学教育系大学院修士課程在籍

西村幹子 : 1972年生まれ。米国コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ博士課程修了(Ed.D.)。専門は、国際教育開発論、教育社会学。国際協力機構ジュニア専門員、国際開発コンサルタント、神戸大学大学院国際協力研究科准教授等を経て、国際基督教大学教養学部上級准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

    全盲の女性が、勇気を振り絞って前に出ることで道を開いていく本です。先ずショックだったのは、彼女の母親が非常に冷徹で有り、子供に対する愛情を全く感じません。この愛情の不足が、自分は誰にも必要とされない劣等感を持つに至り、フィリピンで本当の自分を取り戻す迄、彼女を苦しめたのだと思います。特に発展途上国では全盲等の障害者に対する教育が殆ど施されていない様です。そういう国で全盲の彼女が英語を駆使し、色々な事が出来るという事に、現地の人は驚愕している様でした。題名通りできることを見つけた時、人は輝けると思います。

  • 高校の課題、読書感想文の課題図書。 本を読んだだけでは全盲の人の気持ちはわからない、そう言ってしまったらそれまでなのかもしれない。健常者はこちら側からしか物事を見ることができないのかもしれない。でも、たとえ少しだとしても、目が見えないことがどういうことなのかわかった気がします。障害は不幸ではない。誰もが持ち得る、自分の努力ではどうにもならないコンプレックスである。このように違った方向から物事を見ることは大切なのだと思いました。

  • おおた

    ボランティアをしているが、まともに視覚障害者と関わった経験はあまりない。だから、著者の意気込みやフラットな考え方に驚かされる。「やらせない」で済ませるのではなく、お互いにやってみてトラブルや疑問を話し合って改善する。簡単なことなんだけど、健常者の気遣いが逆に視覚障害者とのコミュニケーションを断絶し、経験できないまま「自分は劣っている」と感じさせてしまうことがあることに気づかされた。対話を通して環境に潜むバリアを取り除くのは、個人だけでなく政治にも必要な視点だと思う。

  • 雨巫女。@新潮部

    《私ー図書館》理解してほしい人に、否定されるのは、つらいなあ。親は、苦労をさせたくないのかもしれないが、彼女が、望むことをさせるのが、大事だと思う。

  • しゅんぺい(笑)

    ジュニア新書っぽい、まっすぐで、いい本。 読んでいて、著者のお母さんが冷たすぎてびっくりした。そのほかにも、いろんな逆風があったのにいまこうやって強く生きているのは、とても美しい。 誰かの役に立っている自分、というのを意識するのは、ほんのちょっとのことなのかもしれない、そんなふうに思うけど、ただ、そういう意識を持たないと生きづらい世の中というのは、やっぱり窮屈だという思いはずっと持っておきたい。 「周囲からいろいろと助けていただく代わりに、私にできることは誠実でいることだけです」。これは、ほんとうに至言。

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