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月金帳 2020 April-sepetmber 第1集

石田千

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896294026
ISBN 10 : 4896294025
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

港の人ホームページ連載中の、石田千と牧野伊三夫による往復書簡『月金帳』の二〇二〇年四月から九月までを収載。月金帳は、週の始まり「月」曜日と、週の終わり「金」曜日のたそがれに、交互にしたためられた小さな通信。コロナの最初の嵐が吹き荒れ、人々が不安のなか家に閉じこもっていたころ、作家と画家の手紙のやりとりが始まった。家の中と近所の散歩だけの日々を報告しあうふたりの話題は尽きない。おいしいものが嬉しい。草花が美しい。日常こそがとうとい。孤独の味わいも友情の滋味もよく知るふたりがつづる言葉の向こうには、あたたかな希望がほんのり灯っている。

目次 : 4月、5月(庭に物干しをたてた日に/ ベランダ、6時45分 ほか)/ 6月(雪の下/ 押し入れ、5時55分 ほか)/ 7月(夏の庭のアロエ/ 10時45分、葱と観覧車 ほか)/ 8月(名曲喫茶でんえん/ 絵皿もりあわせ、18時 ほか)/ 9月(友だちと害虫/ GOTO脳内、16時45分 ほか)

【著者紹介】
牧野伊三夫 : 1964年北九州市生まれ。画家。多摩美術大学卒業後、広告制作会社サン・アド入社。92年退社後、画家としての活動を始める。99年、美術同人誌「四月と十月」を創刊

石田千 : 1968年福島県生まれ、東京育ち。作家。2001年、「大踏切書店のこと」により第1回古本小説大賞受賞。16年、『家へ』(講談社)にて第3回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 吾亦紅

    作家の石田さんと画家の牧野さんの往復書簡集。石田さんは週の終わりに書きたくて、牧野さんが週の初めに書きたいので、月金帳。コロナ禍真っ只中の2020年の4月から交わされている月金帳は、今でも続いているとのこと。コロナ禍において、友情とか友達とかいうものを、改めて考えさせられたが、ふたりの間に流れるとぼけた感じや、淡々とした澱みのない風通しの良さ、気遣い、こんな関係っていいなあと思わされる。元々おふたりとも大好きだったので尚更嬉しい。

  • はこ

    石田千さんと画家の牧野伊佐夫さんの往復書簡。コロナ禍の中、お二人のゆるりとしたやりとりがすごく良かった。

  • Midori Matsuoka

    画家の牧野さんと作家の千さんがコロナ禍に何かできないかと始まったメールのやりとり。往復書簡のように時に質問したり答えたり、関連していたりするけれど、大半はそれぞれが季節ごとに感じたことや目にしたもの、ふと思い出したことなどが綴られている。 千さんの独特の文体にはじめはとまどったけれど、読むうちに心地よくなり、文末に詠まれる俳句で一呼吸して次の牧野さんの文章を読んでいた。 お二人どちらにも感じられるゆったりとした時間の流れに自分もしばし身を委ねる。 「港の人」のホームページも訪ねてみたい。

  • zozomu

    小説家の石田千さんと画家の牧野伊三夫さんの往復書簡。 スタート時期はコロナの最初のあたりで、週の始まりの「月」曜日と週の終わりの「金」曜日に送り合ったので『月金帳』。衣替えの報告、草花の話、食の思い出…特別なことはない身の回りから生まれた話題を平日の頭と終わりにホームページで公開された書簡を本にまとめたものだという。あの時期、知らずに感じとりにくくなっていた“いつもの” “おだやかな” “日常” をお互いに記している姿に誠実な思いやりを感じて癒やされた。

  • チェアー

    身近なことで日々は始まり、終わる。 一日のなかにも起伏があり、昨日と同じ今日はない。 生きていることを大事にする人は、生きているものに目がゆく。植物の言及が多いのはそのせいだ。 最初はどこかぎこちなかった会話が、次第になじみ、少しずつ底に下りていって言葉が反響していく。 好きなのは「一番蟬」と「ナマコ」。

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