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カウンターエリート 文春新書

石田健 (The Headline編集長)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166614929
ISBN 10 : 4166614924
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
石田健 ,  

Content Description

トランプ、ヴァンス、石丸伸二、尹錫悦…なぜ破壊者は台頭するのか。『The HEADLINE』編集長イシケン、初の著書。カウンターエリートの台頭は、政治やテクノロジー、メディア、カルチャーの地殻変動の隙間に登場した現象である。

目次 : 第1章 選挙イヤーに誕生したカウンターエリート/ 第2章 ピーター・ティールの思想/ 第3章 シリコンバレーの欺瞞/ 第4章 カウンターエリートの導師/ 第5章 利己的なリバタリアンか、反Wokeの差別主義者か/ 第6章 そして世界に広がった/ 第7章 カウンターエリートが台頭する三つの理由/ 第8章 カウンターエリートがもたらすもの

【著者紹介】
石田健 : ニュース解説メディアThe HEADLINE編集長。1989年、東京都生まれ。日テレ系『DayDay.』はじめTVやラジオなど多数の番組でコメンテーターを務める他、J‐WAVE『JAM THE PLANET』パーソナリティも担当。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程(政治学)修了後、創業した企業を東証プライム上場企業に売却して現職。テクノロジーや人権イシュー、政治思想、東アジアの近現代史などに関心(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    世界政治を主導してきたリベラル民主主義とグローバリズムだが、どうしても政治的経済的に恵まれない層も生まれた。「何かが間違っている」という彼らの不満をいち早く取り込んだトランプに、主流派から排除されていた右派の政治思想家が合流して自らの主張の実現を図っている。現行のシステムを破壊して既得権益に執着するエリートを放逐し、自分たちが主導する新体制の構築が目的だ。そんな支配エリート層の交代を巡る攻防戦に、自由な活動を妨げるリベラル派を嫌うテックエリートの一部も右派に協力する。アメリカは幕末維新と似た状況下にある。

  • よっち

    政府やメディアなどを既得権益化したエリートとして批判するカウンターエリート。なぜ彼らが支持を集めて台頭するのか、これから起こる変化を解説する1冊。反エリートではなく何かが間違っているという主張を掲げて支持を広げているカウンターエリート。保守派に転校しつつあるシリコンバレー、既存秩序を揺るがす新たな政治家の台頭する背景、それが何をもたらすのかを解説していて、現状維持が問題を解決するわけではないとは感じるものの、彼らがSNSも駆使してリベラルな秩序を間違っていると破壊した未来に希望を見出すのも難しいですね…。

  • ta_chanko

    成功者であるグローバルエリートを既得権益者と見なし、現状への不満をエネルギーにして既存の社会の破壊と改変を目指すカウンターエリート。テクノロジーの飛躍的発達による社会の改変=加速主義を主張するピーター・ティールやイーロン・マスク。その動きを政治的に援護するトランプ大統領とヴァンス副大統領。ポリコレ・LGBTQ・移民に反発し、カウンターエリートを支持する大衆。ポピュリズム・反知性主義的な動きがアメリカで広がっている。ヨーロッパでは極右政党が、日本でも参政党が台頭。まさに「大衆の反逆」。歴史は繰り返すのか?

  • 小鳥遊 和

    トランプ政権の社会・文化・思想背景が分かる。カウンターエリートはターチンの書名に使われた語で、大衆の貧困化とエリートの過剰生産が起きた時代に革命や内戦を主導したリンカーンや洪秀全も指す。現行システムに問題意識を持ち政府・官僚組織・メディア・学術界を既得権益化したエリートとみなし攻撃する。ヴァンスが言及するヤーヴィンは、国家を支配するメディアと大学を欧中世との類比で大聖堂と呼び、「国家CEO」が権力を握る君主制を対置する。住民はスタートアップ国家の顧客でありサービスに不満があれば他社(他国)に乗り換える。

  • しゅん

    トランプ大統領二期目に、なぜイーロン・マスクをはじめとするテック企業の成功者たちが参入しているのか。本書は、既存の国家政治に対する「何かが間違っている」という思いが、テックエリートと合衆国の低所得層で共有されていると説明する。その一番のキーパーソンがピーター・ティールであり、幼少期から才能をみせつけてきたエリートが、官僚エリートを批判する思想を描いていく。本質的に必要な進歩を抑圧しているのがリベラル・デモクラシーであり、多様性の主張は悪質な目くらましに過ぎないという思想が示されていく。

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