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文化表象としての村上春樹

石田仁志

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787292513
ISBN 10 : 478729251X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フランスやイギリス、イタリア、アメリカ、台湾、日本の研究者が、それぞれの社会的・文化的な背景をもとに、主要な村上作品の新たな読み方やアダプテーションの諸相を照らし出す。「ムラカミハルキ」という文化表象に多角的に迫る国際シンポジウムの成果。

目次 : 第1部 翻訳・比較文学から見る村上春樹(「影」の不変的な重要性―永井荷風『すみだ川』から村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで/ 翻訳に内包される異国性―村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』/ 村上春樹における図書館―異界、自己形成、手仕事としての創作/ 村上春樹、旅に出る(その2)夢はどこへ向かうのか?―村上春樹とイスマイル・カダレ)/ 第2部 村上春樹における表象―現実・社会・物語(グローバル時代のトラベルライティング―村上春樹の紀行文/ 教材としての『鏡』―語ることによる再生/ 村上春樹文学に漂う「死」のにおい―夏目漱石文学の継承/ 震災の内側と外部をつなぐもの―「白樺」派から村上春樹へ/ 村上春樹の森/ 古川日出男による村上春樹リミックス/ 『神の子どもたちはみな踊る』再読―「あなたは誰?」意識の転換/ サバイバーズ・ギルトとパラレルワールド―国語教科書と村上春樹)/ 第3部 映像との親和性と乖離(村上春樹は、なぜ映画脚本家にならなかったか/ “見果てぬ”『ノルウェイの森』/ 短篇という時間性―村上春樹と映画/ 本のなかのスクリーン―村上春樹作品における映画に関する言及の考察/ 「やみくろ」はどのように表象されるのか―『神の子どもたちはみな踊る』におけるフィルム・アダプテーション)/ 第4部 文化コミュニケーションのなかの村上春樹(村上春樹と「小説家のコミットメント」/ 一九七九年の村上春樹/ 村上春樹は台湾でどのように受け入れられたのか/ 情報・宗教・歴史のif―村上春樹『1Q84 BOOK3』論)

【著者紹介】
石田仁志 : 東洋大学文学部教授。専攻は日本近現代文学

アントナン・ベシュレール : ストラスブール大学日本学科准教授。専攻は日本現代文学、日本現代サブカルチャー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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