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名著で学ぶ戦争論

石津朋之

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532194994
ISBN 10 : 4532194997
Format
Books
Release Date
June/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国家戦略、経営戦略には孫子、クラウゼヴィッツなど古今東西の軍事戦略家の考えが応用されているが、本当に理解されているのか?古今東西の軍事戦略の50の名著を精選し、そのエッセンスを背景も含めてわかりやすく解説する軍事戦略ガイド。

目次 : 第1部 古典に学ぶ軍事戦略/ 第2部 クラウゼヴィッツ『戦争論』に学ぶ/ 第3部 戦争の哲学に学ぶ/ 第4部 システムとしての戦略論/ 第5部 国家と戦争の関係から学ぶ/ 第6部 現代の戦略論

【著者紹介】
石津朋之 : 防衛省防衛研究所戦史部第1戦史研究室長。1985年独協大学卒業。88年、ロンドン大学SOAS大学院修士課程修了。91年、ロンドン大学キングスカレッジ大学院修士課程修了。99年、オックスフォード大学大学院博士課程修了。専門分野は戦略論、ヨーロッパ戦争史。拓殖大学非常勤講師、「歴史と戦争研究会」代表。ロンドン大学経済政治学学院(LSE)博士課程中退。ロンドン大学キングスカレッジ名誉客員研究員、英国王立統合軍防衛安保問題研究所(RUSI)研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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一般読者向けに戦略・戦争の名著を紹介した...

投稿日:2021/07/10 (土)

一般読者向けに戦略・戦争の名著を紹介したものです。 初心者・初学者はまずこの本や、後に刊行された「戦略論」(勁草書房)(欧米で広く使われている標準テキストの基本部分を抄訳したもの)や「戦略原論」(日本経済新聞出版社)、本書のように12冊の名著を選び解説した「戦略論の名著」(中公新書)から読み始め、次にそれらの本の中で紹介された本を読んでいけば良いと思います。2009年刊行なので、その後新たに翻訳・新訳などがされた本が何冊かあることには留意する必要があります(ルトワック・クレフェルト・ガット・スミス、グレイなど)。

一郎 さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 白義

    クラウゼヴィッツをひとつの中心に古今東西の戦争論を紹介。ガイド本としては類書が少なく、一線級の研究者が執筆しているだけあって、さらりと触れているだけながら的確にして要を抑えた項目が多い。トルストイや三国志まで紹介される目配りの広さ、クラウゼヴィッツ的なテーゼとそれへの反論、補強という大まかな現代戦略思想史の見取り図と、一冊だけでも次の道標足りうる好著である。キーガンやクレフェルトなど邦訳のある最近のものが特に嬉しい。石津氏の関わった本は外れがない

  • 1.3manen

    評者はクラウゼヴィッツ、孫子ぐらいしか知らない。全部で50冊紹介されている。マキャベリ『君主論』は、人間の強さ、弱さ、性格を解説するが、その本質は時代が変わっても同じとのこと(61頁)。キーガン『戦略の歴史』は、文化的営みとしての戦争(220頁)。この表現は違和感を覚える。平和の文化を目指すべきであるので。広義の文化という捉え方とはいえ、腑に落ちない。戦争は人間が亡くなるものである。これは必然なのか。恣意的なものであり、天災ではない。人工のもので優劣を決めることがいかに愚かなことなのか。歴史を見なければ。

  • Saiid al-Halawi

    読んでてよかったクラウセヴィッツとジョミニ。本書のラインナップを見ても、やっぱり巨視的な考察である以上は軍事と政治は不可分なんだと思う。現代的な核戦略論にしたって、ちゃんと近代以降の思想上の系譜から辿れるってのがわりとよく分かる一冊だと思う。

  • モモのすけ

    読んでみるかな、こういう古典も。「クラウゼヴィッツの『戦争論』は、今日においても戦略や戦争を研究するうえで、大きな影響を及ぼし続けているのである」

  • Ryo

    50冊の戦争論に関する本をピックアップ。 時系列に並べ、それぞれの主旨と何故名著なのかを説明する。 この時系列って言うところが秀逸。 順を追って追いかけるだけで戦争というものがどの様に変化してきたのかということを俯瞰して捉えることが出来る。 長い時間を通し、核が生まれた結果、結局より広い視野で戦いを捉えざるを得ず、「戦わずして勝つ」ことがより重要になって来ている印象。 この本を読んで、孫氏の名著ぶりを痛感した。 読みたい本も見つかるしコスパの良い本だった。

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