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Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス 祥伝社文庫

石持浅海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396348298
ISBN 10 : 4396348290
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

ワインとローストビーフが、ママ友の家具搬入事件に?日本酒とイカの肝焼きは、シングルマザーの不可解な結婚話に?紹興酒と鶏手羽煮は、中学受験の必勝法に?長江と渚と夏美の三人は、学生時代からの宅飲み仲間。新しい家族を迎え、酒と肴を持ち寄れば、話は思わぬ方向へ…。一口料理に舌鼓、二口美酒に酔いしれて、三口推理を堪能あれ。絶品ミステリー全七編。

【著者紹介】
石持浅海 : 1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、“碓氷優佳シリーズ”第一弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が「このミステリーがすごい!」第二位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    シリーズ第二弾。お約束ネタにハマると、ネタがいつでてくるかという楽しみ、ネタがでた時の喜びと安心感。これが、お約束ネタの良いところ。今作は家庭を持った長江と渚夫妻の長江家、夏美と健太夫妻の冬木家を往き来する宅飲み。でも構成は変わらず、お約束ネタに思わずニンマリ。夏美、なぜ、そのタイミングで思い出す。長江、相変わらずくどいわ。前作も思ったが、酒の肴は、あと一品はほしいと思うが、この人達のホントの肴は“おしゃべり”だから仕方ないのか。前作同様、ラストの仕掛けはしてやられた。お見事。長江の一言が格好良かった。

  • オーウェン

    酒を肴に、ちょっとした出来事を疑問として提示し、それを推理して解決する。 酒のおつまみも持ち合わせて楽しく見れる短編集の第2弾。 1のラストで見せた展開から進展して、4人での飲み会に変わる。 その中で自身の子供や、会社の仲間などの疑問が酒の肴に。 1ほどにのめりこむ話は少ないが、今回もおつまみの類いはやたらと充実している印象。 そしてラストの話は1同様に進展が見られるエピソードになっています。

  • fukumasagami

    飲み会のアテは謎解き。前巻と違うのは当事者がその場に居ない展開であること。なので、正解は本当には藪の中なのかも。それでも、最後の1遍で主役が変わる趣向も前巻同様に主人公達の人生の節目にあたっている。

  • したっぱ店員

    前作の記憶が新しいうちに続編を。おいしいものとお酒、そしてさらっとした謎解き。サクッと楽しめて最後にちょっとサプライズ。なるほどー。

  • おっしー

    またしてもやられた。この本を読み終わった時に1番に頭に過った感想。前作の満足度の高さがあっただけに今回も期待して読んだけど完璧な出来で嬉しすぎる…。人が死なないミステリーの最高到達点のひとつの形だと個人的に思う。酒と肴と日常の謎。前作とテーマを同じにしながら、2組の夫妻と互いの子供を交えた6人での掛け合いが絶妙な幸福感がある。日常の謎を取り扱ったほっこりモノかと思えば、「ちょっと、揚子江」から幕が開ける本格安楽探偵ミステリーなのがこの作品の根底を支えているのではないかと思う。とにかく面白かった、オススメ。

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