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殺し屋、やってます。 文春文庫

石持浅海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167914226
ISBN 10 : 4167914220
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

コンサルティング会社を営む男、富澤允。彼には、650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」という裏の顔があった。ビジネスライクに「殺し」を請け負い、危なげなく仕事をこなす富澤だが、標的の奇妙な行動がなぜか気になり、仕事の度にその謎を推理してしまう―。殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕!!

【著者紹介】
石持浅海 : 1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒業。2002年、カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」に応募した『アイルランドの薔薇』で単行本デビュー。04年『月の扉』が第57回日本推理作家協会賞候補、06年『扉は閉ざされたまま』が第6回本格ミステリ大賞候補。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いこ

    主役は、経営コンサルタントの富澤。裏の顔は殺し屋である。引き受けた依頼は、二週間以内で実にスマートに実行してしまう。本書で、この殺人シーンよりも多くの頁が割かれているのが、謎解きのシーンだ。殺される人それぞれに小さな謎があり、それをも富澤は鮮やかに解き明かす。なぜか水筒だけを公園で洗う女性。独身なのに子供用紙オムツを買う男性。吸血鬼に殺されたい女性。等々。驚きは、ラストで富沢自身を殺してくれとの依頼が来る。こんな連作7編。謎が解かれるとすっきりする。殺人という重いテーマを扱いながら、読後感は軽やかである。

  • ハゲおやじ

    初読みの作家。7つの短編で構成。単純に殺し屋 富澤の仕事を描いている訳では無く 関係者の話であったり 殺さない話であったり と 内容は バラエティに富んでいて飽きさせない。「そうきたか」と思わせるので ”殺し屋”から連想させられるハードボイルドでは無いのが良かった…って でも 殺人は絶対に認められる事では無いので 面白さを感じている自分に少々戸惑っている。ある意味 罪作りな内容なのだ。殺害の描写は 私は苦手だね。「吸血鬼が…」は 切ない話だなぁ。次もあるらしいから どうしよう…。

  • Kazuko Ohta

    「死んでいい人間なんていないんだ」と佐藤健くんは言っていましたが、こんなふうにいとも簡単に殺し屋の手にかかる人もいる。映画『AVA/エヴァ』ではジェシカ・チャステイン演じる殺し屋が、ターゲット殺害前に「あなたはいったい何をしたの?」と尋ねていました。殺し屋にこれはご法度だそうで、本書では殺害後にターゲットが消された理由を殺し屋が考える。ここに登場するターゲットは、それこそ死ななきゃいけないほどの悪人とは思えず、軽さがなんとも不気味。自分がもし殺されるとしたら、その理由は知っておきたいなぁ。続編も読むけど。

  • annzuhime

    本業は経営コンサルタント、副業は殺し屋。依頼人とは直接繋がらず、間に仲介者が2人。殺す動機を知らされないままターゲットを見張ると、何やら気になる事が…。殺し屋の日常ミステリ。ゆるゆるとした雰囲気の中できちんと謎解き。そしてちゃんと殺してる。殺し屋としての仕事よりも謎解きがメインのお話。あっさりと読めるけどキャラが好きなので面白かった。でも殺し屋との結婚を真剣に考える彼女のことがかなり不思議で気になる。

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/12/post-472ef8.html 依頼人と殺し屋の間には二人いるので、双方互いに知り合うことはないのです。リスク回避ですね。

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