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君が護りたい人は

石持浅海

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396210533
ISBN 10 : 4396210531
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

成富歩夏が両親を亡くして十年、後見人だった二十も年上の奥津悠斗と婚約した。高校時代から関係を迫られていたらしい。歩夏に想いを寄せる三原一輝は、奥津を殺して彼女を救い出すことを決意。三原は自らの意思を、奥津の友人で弁護士の芳野友晴に明かす。犯行の舞台は皆で行くキャンプ場。毒草、崖、焚き火、暗闇…三原は周到な罠を仕掛けていく。しかし完璧に見えた彼の計画は、ゲストとして参加した碓氷優佳によって狂い始める。見届け人を依頼された芳野の前で、二人の戦いが繰り広げられる―。

【著者紹介】
石持浅海 : 1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年の『月の扉』が様々なミステリー・ランキングで上位に選ばれ、日本推理作家協会賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3

    久しぶりに石持ミステリを読みたくなりこちらを。碓氷優佳シリーズは未読の巻があり、いきなりこちらを読んだが、さほど問題なくシリーズらしい味を楽しめた。ただ碓氷のプロフィールの変化に驚きが。本作も倒叙形式で犯人の意図が先に示される。ただ、視点は犯人ではなく第三者。そのためどう犯行が為されるかは謎。語り手が殺人の手法をロジカルに予測して詰めていくのだが、これが案外緊張感がない。直接的な心理戦ではないからだろう。と思ったが、そこは石持さん、読後にはしっかりと碓氷の怖さとシリーズ特有の余韻を思い出させられていた。

  • にいたけ

    碓氷優佳第五の事件。殺人を実行する者と殺人を阻止する者ではない、殺人の意思を知っている第三者の視点で語られる物語。実行寸前に計画が判明し、それがやんわりと阻止されるところが最大の読みどころ。このシリーズついつい読んでしまうのは探偵役が「正義」を振りかざさないところ。感情的にならず細かな事実を積み上げて看破していくことが純粋に好きなキャラクタを創り出したこと。読者が護りたい人は、もちろん☺️ねぇ🥰

  • オーウェン

    シリーズは6作目。 後見人となった男と引き取られた少女。 その2人が結婚することで恨みを募らせる三原。 定期的に集まっているキャンプ場で犯行を実行しようとするが、そこには碓氷優佳がいた。 あらかじめ殺す意思を伝えている第3者の視点で、いかにして殺そうとするのかが語られる。 顛末はまさかのだが、それよりも結末の優佳が指摘する事実。 ゾワッとするセリフで締めるのがなんとも

  • やな

    元日に一気読み。碓氷優佳シリーズ第六弾。このシリーズ、探偵役の優佳が無双すぎて、犯人側に肩入れしてしまうわ。本作も、どうせ優佳に見破られるだろうけど、完全犯罪目指してがんばれー!と箱根駅伝のように犯人を応援していた。けどやっぱり、善戦虚しくあっさり論破され撃沈。あぁ、面白かった。

  • ren5000

    碓氷優佳シリーズ。もう6作目らしいし前作既読なんだけど優佳の人間関係などは全然覚えてないけど別に問題なく読めました。あーだこーだと思考をこねくり回すのはお約束で結局毎回ふーんで終わるのだけれど読んでしまうのはなぜだろう?

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