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プーチンの帝国論 何がロシアを軍事侵攻に駆り立てたのか

石川陽平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296118489
ISBN 10 : 429611848X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

プーチン大統領はなぜウクライナ軍事侵攻に踏み切ったのか。海外メディアでは伝えられていないプーチン氏の国家思想の核心に迫る。

【著者紹介】
石川陽平 : 日本経済新聞論説委員兼編集委員。1985年早稲田大学第一文学部入学、86〜87年米アーラム大学交換留学、92年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(ロシア文学専攻)、同年日本経済新聞社入社。98〜99年モスクワ国立国際関係大学留学。2000年以降モスクワ支局長、同支局長として計14年間ロシアで勤務。23年より現職。ロシア語、ウクライナ語、英語で幅広く取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バルジ

    率直に言って評価の難しい一冊。ロシア正教の世界観とイワン・イリインに代表されるロシアの保守派の論理を丹念に描く一方、個人的には疑問を抱かざるを得ない部分もある。やはり最大の見所はロシア正教会の幹部で最もプーチンに近いチーホン師と、報道でも度々言及されるイワン・イリインの言説を分析した部分である。「第三のローマ」以来のキリスト教文明としてのロシアの「使命」を強調するのは正教会も保守派の思想家も同じである。しかし彼らの言説は歪んだ大国意識と優越感に浸る衰退国家の悲しき挽歌としか見えない。

  • Chunko

    以前から気になっていたプーチンとロシア正教会やイリインとの関わりについて、読みやすくまとめられていて、非常に勉強になった。 プーチンがなぜ今のプーチンになるに至ったのか、一面的な批判だけでなく、擁護だけでもなく、論理的に紐解かれていて、色々と答えをいただけた気がする。 過去の演説や文書で述べていたこと等についても緻密に分析されており、流石プロフェッショナルだなあとそちらの面でも感銘を受けた。

  • Go Extreme

    専制と正教会と軍: 軍事礼拝 軍大聖堂 共犯関係 侵攻を支えるロシア正教会 国民の7割・正教徒 ウクライナ侵略への狂信: ひとつの信仰・言語 疑似国家 ノボロシア/新ロシア 正教で結ばれた文明 ピョートル大帝をめざす ロシア正教会の原理主義: スパイの教会 帝国の滅亡・ビザンチンの教訓 ロシア正教の倫理観 ロシアの集団主義・選民意識 亡命思想家イワン・イリイン: 自立するロシア ロシア人は指導的民族 ルソフォビア/ロシア恐怖症 神の事業としての戦争 イリイン思想の伝道師 パヴロフスキー元政治顧問の証言

  • 獅子吉

    「へーそうだったの」ということが多く、勉強になった。歴史・宗教・民族・外交など、多くの物がまじりあって今のウクライナ侵攻につながった。奥はとてつもなく深い。もちろん早期終結を望むが…

  • cdttdc

    軽い興味では理解が難しい。ロシアの歴史、米欧との関係、ロシア正教の役割など複雑に絡んでいる事象を踏まえないとプーチンの思考に辿れなさそうだ。「ウクライナ危機が紛争でなく問題ははるかに幅広く、より根本的で新たな世界の秩序が基盤とすべき諸原則にかかわる話である」と。 もっと深掘ってみる。

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