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ひきこもりの〈ゴ-ル〉 「就労」でもなく「対人関係」でもなく

石川良子(社会学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787232762
ISBN 10 : 4787232762
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

多くの批判にさらされ、「回復」へと駆り立てられるひきこもりの当事者たち。彼/彼女らが抱く不安や焦燥を聞き取り調査から描き、必要なのは彼/彼女らを理解することだと主張・提言する社会学の成果。

【著者紹介】
石川良子 : 1977年、神奈川県生まれ。横浜市立大学非常勤講師。専攻は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    ひきこもりとは何のか。ひきこもり当事者への丁寧な聞き取りから考察がなされており、大変興味深く読みました。長期のひきこもりの実態として、働くことにどのように向き合うのかという問題があります。働くことが社会参加でるという社会規範があり、金銭的にも問題となるからです。しかし著者はそこに疑問を投げかけます。ひきこもり当事者が生きることを覚悟すること自体が当事者にとって大切なことであるからです。〈社会参加〉を強制する社会はひきこもり当事者を排除する社会であり、社会の在り方を問う必要性を著者は問うています。

  • とらじろう

    ひきこもりの私にとってほとんど自分のことを書かれているような本で、就労で頭がいっぱいでも現実は全然進んでない というところでこの本を読み、とても参考になりました。一般就労も障害者就労も自分には厳しいのかなぁと最近思ったりもします。親死んだあとどうするかとか具体的に考えないと行けない年齢になってきたて、就労がゴールでないならば、まだましな方に進む、そういう星のもと生まれてきたんであろうか。就労してることによって社会にも出ているのではなく、ひきこもりも含めて社会という価値観が自分にとって便宜上の価値観。

  • あかたけ

    ”ひきこもり”という言葉ができたことによって、自分を語る語彙を得た人がいると知った。ニートとひきこもりは混同せず、それぞれに合った対応をしていくべきだとおもう。

  • saiikitogohu

    「思うように生きられない自分を呪い、過去を反芻し、あのときこうしていればよかったと後悔を深め、周囲を恨み、なぜこんな自分になってしまったのかと嘆くーー。こうしたところから何とか抜け出そうと長年もがき続け、試行錯誤を繰り返すうちに、ここで『実存的疑問』と呼んだような問題に対峙せざるをえなくなった、あるいは対峙せずにはいられなくなった」(232)「Gさんは学生時代から働くことに対して恐怖感をもっていたが、そこで抱いていたイメージは非常に限定的なもの…「働くことに自分の時間をとられるのがとても怖かった」」

  • まつゆう

    ひきこもりを扱った本は色々あるが、これが一つの達成点のような気がする。これを超えるような本は当分出ないのではないだろうか。

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