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戦後政治史 第四版 岩波新書

石川真澄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004318712
ISBN 10 : 4004318718
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

簡潔な叙述で定評のある通史に一〇年分を増補した最新版。この時期の日本は、民主党政権下での東日本大震災、安倍政権の復活と長期化、そして新型コロナウイルスによる危機を経験した。それは、自民党「一強」と野党の弱体化が進み、政治的幻滅が拡大する時代であった。衆参両院の全選挙結果も収めた必携の一冊。

目次 : 敗戦/ 占領と改革の開始/ 憲法改正/ 政党の復活/ 戦後最初の総選挙と第一次吉田内閣/ 社会党、第一党に/ 初の単独過半数政党/ 講和の前後/ 吉田対鳩山、左社対右社/ 保守一党優位体制の成立/ 日ソ国交回復、国連加盟/ 六〇年安保と政治の転回/ 経済政治の時代/ 社会党変貌の挫折/ 佐藤長期政権の始まり/ 沖縄、「本土並み」返還/ 「今太閤」と列島改造/ 「今太閤」の没落/ 首相の犯罪/ 伯仲の啓座億/ 「闇将軍」の支配/ 「総決算」路線の進展/ 自民党の世代交代/ 竹下派支配/ 「国際貢献」と選挙制度改革/ 「保守」政治の拡大/ 節目としての戦後五〇年/ 挫折する「改革」/ 一九九九年という転機/ 小泉ブームと構造改革/ 「9.11」以後/ 郵政民営化という争点/ 安倍・福田・麻生と「ねじれ国会」/ 「派遣村」からの問い/ 実現した政権交代/ 3.11の衝撃/ 政治刷新への幻滅/ 史上最長政権の構図/ 安全保障政策の転換/ 長期政権の終わり

【著者紹介】
石川真澄 : 1933‐2004年。朝日新聞社政治部記者、同編集委員(政治担当)などを経て、新潟国際情報大学教授、桜美林大学教授を歴任

山口二郎 : 1958年生まれ。北海道大学法学部教授を経て、法政大学法学部教授。行政学・政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • k5

    戦後と平成シリーズI。コンパクトに第二次安倍政権までの70年くらいをまとめてくれている本で、他の本を読みながらの副読本におすすめ。なにしろ2ページくらいで終わる内閣が多々あるので、気づいたら総理が代わってます。読み終わって思ったんですが、第一次には優しいのに、同時代性からか第二次安倍政権に辛辣ですね。たしかに、最近でこそ安倍さんがなんだかんだよかった、となってますが、検察のコントロールとか本格的な気持ち悪さもあった政権でした。これってマスコミが偏向だったのか、本当にダメだったのか、しっかり考えたいです。

  • 1.3manen

    自民党離党した河野洋平は、太郎の父親だが、新自由クラブへ(133頁)。本書は日本の政治をおおまかに把握できるが、同時代を生きてきたところは把握できている。が、子どもの頃の話は誰が総理か、朧気。政治・経済、現代社会の資料として、生徒には難しいだろう。同時代ではないところが長いからだ。

  • 崩紫サロメ

    1995年以来、戦後日本政治を「論じる」ことを主な目的とせず、どんなことがあったかをコンパクトに記録することを第一義として編まれた新書の最新版で、菅内閣の成立までを扱っている。勿論、出来事の羅列ではなく、たとえば、新進党や民主党の挫折の原因として雑多な政治家が「非自民」という共通項だけで集まれば、その党は政策の不一致で悩むという逆説が野党を悩ませ続けており、自民党も雑居性という意味では同じだが権力という接着剤がこの党を成り立たせている、などの分析も適度に盛り込まれている。

  • さとうしん

    敗戦から安倍政権退陣までの政治史、というか政界史、政局史になっているきらいがないわけではない。『小説吉田学校』とは別の視点からの戦後政治史が読みたいと思って本書を手に取ったが、社会党、民主党といった第一野党の動向も比較的詳しいのが特徴か。コンパクトにまとまっているだけに、便覧的な使い方もできそう。

  • ヒナコ

    敗戦以降の日本の政治史がまとめられた新書。朝日新聞の政治部記者である石川真澄によるもので、途中、政治学者の書き手が山口二郎に変わっている。敗戦以降の政治史をまとめたのが、政治部の記者であるためか、淡々と選挙結果や政局が年代記として記述されているため、非常に味気ないものになっている。→

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