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大正ロマン手帖 ノスタルジック & モダンの世界

石川桂子

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309727707
ISBN 10 : 4309727700
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2009
Japan

Content Description

大正期の古き良き文化や風俗、レトロでノスタルジックな情趣で一世を風靡した「大正ロマン」。本書では、抒情画、おしゃれ、女性などの側面から、新鮮で魅力あふれるその世界を辿る。

【著者紹介】
石川桂子 : 1967年、東京生まれ。竹久夢二美術館学芸員。國學院大學文学部史学科卒業。平成3年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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柳原白蓮や松井須磨子の時代、こどもからお...

投稿日:2021/04/13 (火)

柳原白蓮や松井須磨子の時代、こどもからおとなまでの女性向けの風俗模様。身近な楽しみを見出す様子は今と変わらないと思う。でもこのながめているだけで楽しくなりノスタルジーにも浸れる。本の表紙や当時の写真、こまかいものまで多数収録。

ぷぅさん さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    著者の石川桂子氏は竹久夢二美術館学芸員。巻頭は竹久夢二から。たしかに、大正浪漫を象徴する絵である。この時代には、他にも夢二ばりの画家たちがたくさんいたようだ。高畠華宵、須藤しげる等である。また、少女雑誌や婦人雑誌も相次いで発刊されている。そして、ここで活躍したのが吉屋信子であった。ファッションも洋装が次第に広がり、モガたちが銀座を闊歩した。明治を経て、昭和のやがて戦時色が濃くなる前の、大正期はいわば日本の戦間期にあたるだろうか。たまさかの自由な風が吹いたようだ。政治的には、大正デモクラシー、そして⇒

  • ヒロミ

    【読メ乙女部】何番煎じでもいいんです。楽しく読みました。有名な抒情画から知られざる抒情画まで。絵だけではなく大正ロマンの文化の世界をたっぷり紹介しています。らんぷの本シリーズ大好き。流行の抒情画に対する大正の女学生のコメントが厳しくて笑えました。あと怪しい広告がスゴいインパクトです。大正ロマンの流行色チャートが時代を追って載っていたので絵を描く際の参考になりそうです。メイクやヘアスタイルなど見ていてウキウキしました。夢二のエッセイも収録。

  • りー

    大正時代の文化や風俗を紹介する内容。コンパクトで写真がたくさんあり、眺めるのに最適。この時代までは、基本和服なので、柄on柄なんだよなー、と夢二のイラストを見ながら思いました。色彩豊か。対して現代日本の服は無地が基本だし、生活美術もすっきりナチュラル系が多い。海外旅行に行くと、柄や色彩に溢れた建物や壁紙などに「おおー💖」と思うけれど、大正時代までは身近に柄物は存在したのだ。

  • ぶんぶん

    【図書館】大正ロマン、雰囲気からして良い。 大正の絵描きから風俗、広告、職業など多角的に解説。 著者が「竹久夢二美術館」の学芸員という事なら、スッキリする。 夢二の絵が良い、高畠華宵の妖艶さ、まさしく「大正ロマン」 着物の小物や髪型まで、快く浸れました。 大正時代に遊ぶのも悪くは有りませんね。

  • 那由多

    激動の明治と昭和に挟まれた、15年の大正時代。新旧、西洋と日本を融合させた独自の進化を遂げ、この時代だけの庶民中心の文明。「ロマン」という単語が嵌るのは、日本史上では大正時代だけだろう。この時代の女学生になりたかった。大好きなカルピスが、既に販売されていたことが衝撃的だった。カルピスは正義。

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