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緑地と文化 社会的共通資本としての杜 岩波新書

石川幹子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004320609
ISBN 10 : 4004320607
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治神宮外苑において百年の星霜を重ねた樹木の伐採が強行された。これは決して一地域の問題にとどまらない、持続可能な社会の根幹に関わる事態だ。なぜこのような事態が起きてしまったのか。人間と自然の未来はどうなっていくのか。都市と緑地の持続可能性を歴史的パースペクティブと国際比較の視点から問い直す。

【著者紹介】
石川幹子 : 1948年宮城県生まれ。東京大学農学部卒業、ハーバード大学デザイン学部大学院修了。環境計画・設計。農学博士、技術士。計画・設計に、「21世紀の公園」(EU環境基金最優秀賞)、「学びの森」(土木学会デザイン賞最優秀賞)、「水と緑の回廊計画」(みどりの学術賞)、「四川〓川大地震・農耕文明遺産地設計」(都江堰市文化功労栄誉賞)、「東日本大震災復興・宮城県岩沼市」(日本都市計画学会石川賞)、など。東京都都市計画審議会委員、公園審議会委員などを歴任。現在―中央大学研究開発機構・機構教授。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紀梨香

    次世代の人たちへ渡すべき貴重な社会的共通資本である都市の中の緑地を商業施設にするなんて愚の骨頂。後の世の人々に恨まれることになるでしょう。上野公園でこの本を読めたのは記念になりました。

  • お抹茶

    明治神宮外苑という社会的共通資本を東京都が破壊していることを糾弾する。複合市街地化の目標はスポーツクラスター化や広域避難場所としての防災性向上などだが,論理的に破綻している。神宮外苑は,公園まちづくり制度が対象とする木造密集市街地でも公共施設が不十分な地域でもなく,良好な市街地への更新が必要な地域でもない。外苑は戦後民主主義を支えた緑地だが,テニスクラブが建設されれば近代が生み出した広場は永久に消滅する。理念なき実現はなく,理念が社会実装されるためには,法と財源と戦略的計画論の導入が必須。

  • sk

    都市公園の存在意義

  • Go Extreme

    人が人間として暮らしていくための基盤 世代を超えて引き継がれるべき重要なインフラ 2千年近く持続可能 社会的なイノベーション 万人偕楽の地 太政官布達公園 別天地 永遠の杜モデル 人の手を加えない天然更新 荘厳な堂々とした風格 千年の杜・東京 全国民からの献金による造営 文化資産としての緑地 水と緑の回廊 市民総出のまち歩き 市民が主役 文化を支えるもの 市民的自由の場 理念なき、実行はなし 社会の富 持続可能な戦略的計画 林泉都市 ビスタ 居久根 民主主義の場

  • 山中律動

    おっきいテーマの題名の割に、論じられているのは神宮外苑をめぐるイザコザばかり 著者の意思なのか編集部の意向なのか判らないがハッキリ言って失望 文章はと言えば管理主体の困惑には一切触れられず、怒気露わ いま語られなければいけないのは都心よりも郊外地・農村の緑地なのですが 横浜市なんか管理に必要な予算を獲得する努力もしないで公園愛護会というボランティア団体に丸投げしたまま半世紀が過ぎているのだけど、これって問題ではないのか?

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