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ISBN 10 : 4862557031
Content Description
「進化心理学」は人間の心理を進化生物学の観点から解き明かそうとする心理学の一分野です。比較的新しい学問ですが、近年大きな注目を浴びています。本書では、「進化心理学とは何か?」という基本的な解説から、人間の心が進化の過程でどのように形成されてきたのか、さらに急激に進歩した文明と進化しない人間の心のミスマッチについて取り上げます。そのことから生じた現代社会に生きる私たちの“心の問題”にフォーカスし、その解決策となる、時代に合わせた心のあり方をレクチャーします。
目次 : 第1章 生き残った者だけが残る!適応と自然選択(キリンの首が長い理由、それこそが“進化”の証拠/ 首の長いキリンは生き残り、首の短いキリンは死んでしまった! ほか)/ 第2章 協力と信頼の誕生 狩猟採集で形づくられた人間の心(約600万年前に誕生した人類の祖先/ 人類は200万年もの間、狩猟と採集で生き延びてきた ほか)/ 第3章 一万年前と変わらない心 現代社会と心の不適合(1万年前から進化していない人間の心/ 農耕牧畜生活が心と体に苦しみをもたらした!? ほか)/ 第4章 悩んでも仕方ない これからの時代を生きていくために(その悩み実は人類共通のものかも?/ “承認”されなくても不安になる必要はない ほか)
【著者紹介】
石川幹人 : 1959年、東京都生まれ。進化心理学者、明治大学情報コミュニケーション学部教授、博士(工学)。東京工業大学理学部応用物理学科(生物物理学)卒。同大学院物理情報工学専攻を経て、松下電器産業(現・パナソニック)で映像情報システムの設計開発に、新世代コンピュータ技術開発機構で人工知能研究に従事。1997年明治大学文学部助教授、2002年に教授に就任し、同年米国デューク大学に客員研究員として滞在。2004年、明治大学に新設された情報コミュニケーション学部に移籍し、その後同学部長、同大大学院長を歴任。2007年に情報文化学会賞、2013年に国際生命情報科学会賞、2015年に科学技術社会論学会実践賞を受賞。専門は認知情報論及び科学基礎論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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