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悲しき玩具

石川啄木

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903156248
ISBN 10 : 4903156249
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

100年来底本とされてきた土岐哀果編『悲しき玩具』(東雲堂)の問題点を批正し、啄木直筆のノート歌集「一握の砂以後(四十三年十一月末より)」を底本に啄木の意図通りに復元。啄木の『悲しき玩具』が本当の姿で読めるようになりました。本書はこれからの『悲しき玩具』鑑賞・研究の定本となるものです。

目次 : 悲しき玩具/ 付録 幻の歌集 仕事の後

【著者紹介】
近藤典彦 : 1938年北海道旭川市生まれ。1964年東京大学文学部国史学科卒業。1966年同大学人文科学研究科中退。北星学園余市高校、成城学園中学校、同高等学校教諭を経て、1995〜2004年群馬大学助教授・教授。2003〜2007年国際啄木学会会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 彼岸花

    「泣く」「涙」「あはれ」「かなし」などの言葉が圧倒的に多く、死に直面した感情を、そのままに綴っています。空を仰ぐ余裕さえなかったこの年月に、生活苦や古里への想いが、読み手にじんと伝わってきます。大逆事件が、啄木に社会思想の影響を与え、歌にも直接表れています。この格差社会は、現世も変わらぬ状況に置かれていると思います。編集者によって、作品の捉え方が異なるのは理解できますが、意図的に、原稿に手を加える行為はいかがなものでしょうか?啄木の本来の歌の良さが、正式に伝わらず、ふびんな奴だとわれに言わしめる、心強く。

  • うみ

    形容しがたい無数の拡がりを感じる。これまで素通りしていた啄木の句や詩がある。生活の息吹がある。できごとがあって私があって気持ちがある。変化の一冊。

  • めぐみ

    生活の発見。わかる。

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