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ローカルボクサーと貧困世界 増補新装版 マニラのボクシングジムにみる身体文化

石岡丈昇

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784790717898
ISBN 10 : 4790717895
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本の興行にも必要な「敗者」を供出する、フィリピンの貧しいボクシングジム。ここで著者が寝食を共にした裸一貫の拳士たちの、真の闘いに注目せよ。もう、財力にお膳立てされた「スポーツ」が物足りなくてしょうがない。――(藤原辰史 歴史学者)

ここで問われているのは、「人々はどのようにして生きているか」という普遍的な問いだ。まるで、息を止めて冷たく暗い夜の海に深く潜るように、石岡丈昇は現場に入っていく。――(岸政彦 社会学者)

寝食を共にする調査によって描き出された、ボクサー達の生き様。国際的なマーケットに組み込まれ、闘い続ける彼らはどんな人生を生きているのか。岸政彦氏による解説、ボクサーたちのその後を描く「後章」を加えた、待望の増補新装版。

【著者紹介】
石岡丈昇 : 1977年岡山市生まれ。専門は社会学/身体文化論。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学大学院教育学研究院准教授を経て、日本大学文理学部社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 田中峰和

    学術論文の書籍化なので、一般読者には縁遠い。本人がフィリピンのボクシングジムに長期取材するところは、ユニクロへの潜入レポートのようだが、経営陣批判ではなく明るい。パッキャオのような成功者になるには大谷選手のようなナチュラルな才能が必要だが、大半は貧しいまま若年期を無駄にする。社会学者ということもあり、ブルデューやハイデガーなどの引用もあって、よりエンタメ読み物から遠のく。小学生の息子にもジムに通わせるほどのボクシングファンなので、青白いインテリではなく、貧しいボクサーに価値観を合わせていて共感できる。

  • おっきぃ

    マニラのボクシングジムに飛び込んで、実際に自分もボクサーとしてトレーニングしながら行われた参与観察、エスノグラフィーの名著。海外で、母語ではない言葉を使いながらここまで描けるものかなと。その内容も多岐に渡り、ボクサーの身体論からボクサー世界の社会学的考察、そして貧困の世界の時間論など、あまりに多すぎて一周しただけでは把握しきれない。これを本当に理解できるのは同じボクサーなのではないかと思ったりも

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