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人が集まる企業は何が違うのか 人口減少時代に壊す「空気の仕組み」 光文社新書

石山恒貴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334107543
ISBN 10 : 4334107540
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

日本企業の仕組みは、なぜ変わりにくいのか―。本書ではその理由を「三位一体の地位規範信仰」にあると分析する。三位一体の地位規範とは、無限定性(正社員総合職という働き方に代表される)、標準労働者、マッチョイズムを意味する。成果主義、ジョブ型、人的資本経営など、様々な変革のキーワードがメディアを賑わせてきたが、日本企業の仕組みと日本的雇用の本質は、大きくは変化していない。時代の変化が激しい中で、いま必要な考え方とは何か。組織行動論、越境学習、キャリア形成の研究者が示す、人口減少時代・労働力不足の時代に必要な「10の提言」。

目次 : 第1章 生産性三原則という神話の誕生/ 第2章 三位一体の地位規範信仰/ 第3章 三位一体の地位規範信仰はなぜ時代に合わないのか/ 第4章 三位一体の地位規範信仰成立の歴史/ 第5章 三位一体の地位規範信仰はなぜ変わりにくいのか/ 第6章 従来の処方箋の限界/ 第7章 変革の処方箋―無限定/限定中立社会へ

【著者紹介】
石山恒貴 : 1964年新潟県生まれ。法政大学教授。博士(政策学)。NEC、GE、ライフサイエンス領域の会社を経て現職。人的資源管理、組織行動論、越境学習、キャリア形成等を研究。主な著書に『日本企業のタレントマネジメント』(中央経済社、第18回経営行動科学学会優秀研究賞)、『カゴメの人事改革』(共著、中央経済グループパブリッシング、HRアワード2023書籍部門最優秀賞)、『越境学習入門』(共著、日本能率協会マネジメントセンター、HRアワード2022書籍部門最優秀賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    日本企業の仕組みはなぜ変わりにくいのか。その問題に「三位一体の地位規範信仰」という概念から切り込んだ1冊。無限定性・標準労働者・マッチョイズムが、長年にわたり企業文化の根幹を形成してきたことを丁寧に解き明かし、特に無限定総合職という働き方が、企業・労働者双方で当たり前になっていることを指摘していて、この「空気の仕組み」を可視化することで、これまで無意識に受け入れてきた働き方の問題点を浮き彫りにしていて、一方で人口減少・労働力不足という現代の課題に企業や労働組合、国や社会に対しての10の提言も良かったです。

  • Tαkαo Sαito

    本屋で平積みされていたため、読了しました。文体が堅苦しく少し読み辛いですがそれでも、現代のこのハードモードで生きるのだけでも大変な日本で会社員で働く者として受け取れた示唆が多い本でした。日本ではどのように雇用が生まれて、雇用を元にどのように日本が発展してきたか、そしてどのようにして近年の衰退に至っているか、そしてその先私たちはどう働いて、生きるべきか、今は外資系に勤務しており満足はしていますが、改めて自分はどのように働いて今後生きていきたいかを考えさせられる本でした

  • まゆまゆ

    批判が多い日本型雇用と働き方はなぜ変わらないか、を解説していく内容。1955年の生産性三原則である雇用維持、労使協調、成果の公正な配分が現在まで空気のように当たり前の前提になっていることが大きな原因。未だに標準労働者として正社員で職種や勤務地、時間も無限定で受容しながら仕事至上主義を貫く働き方は、まだまだ多いってことか。

  • ひのき

    人事総務部長に登用された女性の事例が酷い。女性活躍推進企業でも、部長が飲み会を欠席すると非難、飲み会でおやじの会話ができて良かったという声を社内報に載せる、なじめず辞めると総務部長が定年まで全うしないなんてと非難。この方は辞めて良かったと思う。転勤とか残業とか、なんでそこまでして働いているか分からない。転勤を拒否した人が受け入れるべき程度の不利益と最高裁で判決出たのも酷い。自分は関係ないけど、欧米みたく本人が同意しない転勤は人権侵害となって欲しい。

  • wat0072007

    第7章 変革の処方箋は読み応えがあった。ただ、何回も出てくる本書キーワード「三位一体の地位規範信仰」は何回見ても覚えられない。

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