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ISBN 10 : 4784217304
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浮世草子作家の嚆矢であり江戸時代前期を代表する作家の一人、井原西鶴(一六四二〜一六九三)。その文芸作品に、いかに当時の茶の湯文化が反映されていたのか、西鶴が浮世草子作家になる以前の俳諧師時代、さらに『好色一代男』から遺稿集にいたるまでの浮世草子作品をとりあげ、その影響関係を検証する。
目次 : 第1部 俳諧師西鶴と茶の湯(俳諧師西鶴と茶の湯文化/ 西鶴の茶の湯文化への造詣)/ 第2部 西鶴作品にみられる茶の湯(『好色一代男』にみられる茶の湯文化―巻五の一「後には様つけて呼」・巻七の一「其面影は雪むかし」を中心に/ 『西鶴諸国ばなし』と茶の湯―巻五の一「灯挑に朝顔」に何を読むか/ 『武家義理物語』巻三の二「約束は雪の朝食」再考―茶の湯との関連から/ 『日本永代蔵』巻四の四「茶の十徳も一度に皆」考/ 『日本永代蔵』の「目利き」譚―巻三の三「世はぬき取の観音の眼」・巻四の二「心を畳込古筆屏風」から ほか)
【著者紹介】
石塚修 : 1961年栃木県生まれ。1985年、筑波大学大学院教育研究科修了。博士(学術)。現在、筑波大学人文社会系准教授。専門分野は日本近世文学・国語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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