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納豆のはなし 文豪も愛した納豆と日本人のくらし

石塚修

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784469222463
ISBN 10 : 4469222461
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
石塚修 ,  

Content Description

知ってナットク読んであと引く納豆にまつわるつぶよりのはなし。文学作品などに登場するさまざまな納豆の姿を追いかけ、日本の食文化とのつながりを楽しく軽妙に解き明かす。

目次 : 想像・妄想?納豆のはじまり/ 芭蕉の句にも納豆 松尾芭蕉/ 蕪村・一茶も納豆を詠む与謝蕪村・小林一茶/ 利休のおもてなしは納豆で 千利休/ 納豆と筋子はふるさとへの思い 太宰治「HUMAN LOST」/ 下町のお妾さんの元気の源は納豆 永井荷風「妾宅」/ 美食のきわみ納豆茶漬け 北大路魯山人/ 江戸っ子の名残を納豆にみる 夢野久作「街頭から見た新東京の裏面」/ 江戸の随筆に登場する納豆 喜田川守貞『近世風俗志』/ 納豆の博物誌 人見必大 『本朝食鑑』〔ほか〕

【著者紹介】
石塚修 : 1961年栃木県生まれ。1986年筑波大学大学院修了。博士(学術)。筑波大学人文社会系教授。2005年第2回納豆研究奨励金奨励研究準入選。2014年第25回茶道文化学術奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 明るい表通りで🎶

    知ってナットク、読んであと引く、納豆にまつわるつぶよりのはなしが盛りだくさん。文学作品などに登場するさまざまな納豆の姿を追いかけ、日本の食文化とのつながりを楽しく軽妙に解き明かしている。納豆好きの私にはたまらなく愛おしい話ばかり(o´∀`)b 松尾芭蕉も小林一茶、蕪村も納豆の句を詠んでいた。最後に紹介している納豆ぎらいの納豆小説、宮本百合子「一太と母」、納豆売りのけなげな姿に好意を持って見守る姿勢があることを明かしている。著者の眼差しが優しい。

  • イトノコ

    図書館本。過去の文学作品に納豆はどのように描かれてきたのか、紹介。/昭和の文学から、平安時代の日記まで。面白かったのは、俳句や川柳に思いの外納豆、それも納豆汁が詠まれていたこと。納豆汁は江戸の冬の風物詩だったよう。それがいつしか今のご飯にかける食べ方になったのは、やはり江戸っ子のせっかちな気質のせい?明治以降になると納豆売りが貧しいけれども懸命に生きる人々の象徴のように登場するように。そのくだりになると少々説教臭くなってしまっているのは残念。

  • tom1969

    まず、自分は納豆が(超)大好物である、しかし家族全員が許せない食べ物No1であり、食卓に出ることはない。その鬱憤を託したのだが物足りない。文豪と納豆の関係と納豆売りの切なさしか伝わらなかった。でも、豆知識にはなりましたが。

  • ようはん

    江戸の俳諧や川柳、明治の文学から見た納豆の文化史。江戸時代の昔は納豆汁が主流で秋から冬にかけての時期に食されて季語になる程で、下層社会の稼ぎ目的として苦学生や子供等が納豆売りをしていた事も紹介されており納豆が昔から大衆に受け入れられていたかが分かる。

  • おりがみ

    納豆と納豆好きな日本の表現者たちのお話を集めた本です。特段に深い考察や重いテーマはなく、気楽に読むことができました。納豆に関する川柳や小説の抜粋が豊富におさめられているほか、こだわりのある食べ方、納豆売りの素朴で健気な姿の描写が楽しめます。北大路魯山人の納豆の食べ方は食通ならではの凝り方で雑炊、お茶漬けなど一度は試してみたいと思いました。

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