バングラデシュのマイクロ医療保険 貧困層のセイフティ・ネット戦略を探る ブックレット アジアを学ぼう

世界には一日を１．２５ドル以下で暮らす１０億の人がいる。本書は「収入が少ないこと」ではなく、病気や事故によって「収入源を失う」事例、「医療費支出が家計に与える影響」に着目。暮らしを守る手立てとしてマイクロ医療保険の有効性を詳細に調査・分析。

目次 : １　バングラデシュのセーフティ・ネットの課題（バングラデシュにみられるショックと対処法/ 脆弱なセーフティ・ネット）/ ２　マイクロ保険（マイクロファイナンスの効果と課題/ マイクロ保険）/ ３　マイクロ医療保険実態調査（ＩＤＦのマイクロ医療保険/ 家計に重い負担を強いる医療費/ マイクロ医療保険の医療費カバー率/ 医療保険の利用を妨げる要因/ 医療費財源）/ ４　金融サービスにみる人びとの暮らしを守る戦略（ＩＤＦの金融サービス/ 他の機関における金融サービス利用）/ ５　マイクロ医療保険の発展に向けて

【著者紹介】
石坂貴美 : １９７１年、愛知県生まれ。日本福祉大学大学院国際社会開発研究科修士課程修了。修士（国際開発）。現在、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻「人間の安全保障プログラム」博士課程に在籍、日本福祉大学アジア福祉社会開発センター客員研究所員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）