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ISBN 10 : 4787220802
Content Description
高度経済成長と重ね合わせて、強烈なまでの成功神話として記憶される一九六四年の東京オリンピック。神話の陰でいまでは語られない実態を、スポーツ界と都市という二つの柱から読み解く。六四年大会の遺産に正面から対峙して、そのインパクトを冷静に見定める。
目次 : なぜいま一九六四年東京オリンピックを問うのか/ 第1部 オリンピックの熱狂と内実―オリンピック至上主義の誕生と大衆化の行方(成功神話の内実と記録映画がもたらす集合的記憶/ 情報社会化のなかの東京オリンピック―都市、情報、身体/ 女性スポーツの大衆化―東洋の魔女からママさんバレーへ/ 根性論の系譜学―六四年東京オリンピックはスポーツ根性論を生んだのか?/ パラリンピックの開催―東京パラリンピックが生んだもの/ 背中合わせのオリンピックと地域スポーツ)/ 第2部 都市の改編とインパクト(オリンピックで見上げた空はなぜ青かったのか―メガイベントの隠れた効用とその両義性/ オリンピックに向けた道路整備―六四年大会が残したもの/ なにが革新都政を誕生させたのか/ 大阪万国博覧会と地域整備―万博関連事業の成立と展開/ 警告する新潟地震―オリンピックを介した二つの「破壊」)
【著者紹介】
石坂友司 : 1976年、北海道生まれ。奈良女子大学研究院生活環境科学系准教授。専攻はスポーツ社会学、歴史社会学
松林秀樹 : 1975年、山形県生まれ。平成国際大学スポーツ健康学部准教授。専攻は都市社会学、スポーツ社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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