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関東大震災 文豪たちの証言 中公文庫

石井正己

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122073999
ISBN 10 : 4122073995
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

関東大震災では、雑誌メディアを中心に、多くの作家が手記・証言を残した。大正ジャーナリズムの最前線にいた文豪たちの記録は、私たちに何を語りかけるのか。残された文章に映し出された巨大災害のさまざまな局面から、今日への教訓を読み解く。

【著者紹介】
石井正己 : 1958年東京生まれ。国文学者・民俗学者。東京学芸大学名誉教授、柳田國男・松岡家記念館顧問、韓国比較民俗学会顧問など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 岡部敬史/おかべたかし

    よかった。これぞ編集力。文豪たちの生身の声という感じ。それにしても志賀直哉の読ませる力がすごい。ここでも小説の神様は伊達じゃない。どこぞの大臣が記録がないなどと言っていましたが、ここには震災後の暴動の一端が刻々と書かれていますよ。100年前の東京が蘇る。いい本です

  • がらくたどん

    1923年9月1日の関東大震災から100年という事で今年は書店に関係類書がたくさん並んでいる。父母共に昭和初頭生まれなので震災の実体験はないが、それぞれの実家が東京と神奈川で被災しているため曾祖母・縁者から懇々と語られて育ったそうだ。関東大震災は流言飛語と人心騒乱の見本市でもある。地震の規模や地割れ・火災の実態とは別に災害が人の心に起こした混乱の渦とそれがどう消化されたかを知る意義は大きい。本書はかの宮武外骨が「地震文士」と揶揄するほどに大量発生した当代文筆家の文章から被災当時より回想までを抽出俯瞰する。

  • NORI

    三十余名の被災経験の証言集。統計データでは見えてこない、人々の心の記録。 読む前から予想はしていたが、当時の凄惨な状況に、かなりメンタルを削られる。ただそれでも、時々は正面から向き合う必要があるテーマだとも思う。 中でも、生死の境を彷徨い生還した小泉登美「被服廠跡遭難記」が印象的。彼女が置かれた現実と内面の描写が秀逸で、有名どころの文豪の手記よりよっぽど胸に響くものがあった。この方の書いた小説などがあったら、ぜひ読んでみたいと思える表現力だったが、なんと解説者にも彼女の詳細は分からないという。残念。

  • モリータ

    ◆2023年8月刊。◆同編者による『文豪たちの関東大震災体験記』(2013年小学館101新書刊)と似た題だが、同書が各文章の編者による解説つき要約であったのに対し(この点、以前のレビューでも不満を書いた)、本書はすべて原文を収録。◆章立て:⑴詩人たちの関東大震災(荷風、朔太郎、実篤)⑵災害を見つめる文豪たち(犀星、教科、谷崎等)⑶震災を書く女性たち(野上彌生子、与謝野晶子等)⑷虐殺を悲しむ文人たち(内田魯庵、平塚らいてう等)⑸悲劇を乗り越える作家たち(芥川、菊池寛、寺田寅彦等)⑹震災を回想する人々(続

  • 文太

    今から100年前に起きた関東大震災。写真集にてその惨状を知ってはいたが、やはり実際に経験した人の話は生々しかった。多くの文豪が生きていた時代。今では教科書に載っていたり、今でも愛されている人も多い。そんな文豪たちそれぞれが自身の筆により震災を語る。とても貴重な内容なのでは。

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