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昔話と観光

石井正己(日本文学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784838232208
ISBN 10 : 4838232209
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昔話から現代へのメッセージ。昔話を語り継ぎ、『遠野物語』を現在に再生させた語り部一族の絆を浮き彫りにする。半世紀前、観光の場で息を吹き返した昔話。未来に向けて、語り継ぎたい日本の伝承がここに。

目次 : 遠野の民話―曲がり家から読む『遠野物語』と昔話/ 語り部の誕生―『遠野物語』を昔話にした鈴木サツさん/ 言語芸術の魅力―艶笑譚も得意な正部家ミヤさん/ 「お月お星」考―耳をすまして聞いた菊池ヤヨさん/ 語り部の家族の肖像―姉妹の語りを応援した菊池嘉七さん/ 「桃の子太郎」の行方―語り部の家を継ぐ菊池栄子さん/ 釜石へ行った昔話―遠野の昔話を外で伝えた須知ナヨさん/ 土淵に伝わる昔話―佐々木イセさん姉妹の語り/ ラジオに流れた昔話―山口崇と遠野

【著者紹介】
石井正己 : 1958年、東京生まれ。東京学芸大学教授。日本文学・口承文芸学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    柳田は民話の表現を嫌う(21ページ)。語り部とは、人間国宝、そこに行かなくても、人間地域宝なのだ。こんなことばはないが、語り部は生き字引で、地域の宝なのだ。だから観光資源たり得る。仮に架空の話だったり、はったりだったりしても、聴衆としての観光客がそれでエンタテイメントとして満足すれば、宿としては語り部に謝礼を出すなり、経済的価値が見いだせないか。文化経済の新たな視点が見出し得る。民俗経済学という学問はあるなら、言語経済学もある。語り部の価値はそうした視座から解明される必要がある。それで現代的意義を有する。

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