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解体新書「捕鯨論争」

石井敦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794808707
ISBN 10 : 4794808704
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
石井敦 ,  

Content Description

「捕鯨推進VS反捕鯨」の対立図式では、論争の真実に迫ることはできない。捕鯨問題の本質から解決策までを、独立の視点で探求した初めての論考。中立・批判的検証を通して、捕鯨論争の真実に迫る。

【著者紹介】
石井敦 : 東北大学東北アジア研究センター准教授。筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了(経済学修士)、同大大学院社会工学研究科中途退学。国立環境研究所アシスタントフェローを経て、2004年10月より現職。専門は国際関係論・科学技術社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 秋 眉雄

    反捕鯨派は個人であれ団体であれ、ある意味水産庁が調査捕鯨を続けるためのガソリンになってしまっているのが現状と言えそうです。その現状が今後、反捕鯨派対捕鯨推進派という単純な二極対立から反・調査捕鯨派、調査捕鯨推進派、沿岸捕鯨推進派、或いは反対派などのようにどんどんと細分化されていくだろうことを予感させる、非常に冷静な一冊だと思いました。

  • g_eiru

    子供の頃はシーシェパードの船が日本の捕鯨船をどつく映像を見るなどしてナショナリズム的な義憤を覚えたりもしていたのですが、日本もまあ無茶苦茶やってるな、という感想 生態系の頂点にいる種を不用意に弄るべきでない、という本を読んだ後に読んだからかもしれませんが、日本の捕鯨に対する姿勢は無責任だと感じる

  • 左手爆弾

    情報量が多いので、重要な論旨のみをまとめる。@日本は国際会議の場で、ほとんど捕鯨問題の進展のための努力をはらっていない。A鯨は広大な領域を海遊するので、国際的な取り決めが必要不可欠。個体数についてのデータも重層的に読む必要がある。B鯨は小魚等と違って、資源の「弾力性」がない。獲りすぎると一気に絶滅に近づく恐れがある。C鯨を殺さず、それでいてよりいっそう科学的なデータをとることができるのに、あえて調査捕鯨にこだわる必要はない。D捕鯨賛成に見える人のほとんどは、実のところ「反反捕鯨」に過ぎない。

  • tama_lion

    食文化論や害獣論のような手垢のついたプロパガンダ以外の日本語での捕鯨論考はほんと貴重。グリーンピースの内情のとこは内容的にも文体的にもちょっと浮いてたけど。結局、持続可能な形に生まれ変わらせる気概もないままオワコンをダラダラ延命させることに躍起になってて、ほんとの伝統ある地域での沿岸捕鯨はその割りを食ってるという醜態なんだよね。調査捕鯨の違法判決はざまあでした。

  • dairanran

    捕鯨問題って結局なんなの?って部分が綺麗に整理されてて、捕鯨問題に興味ある人には是非読んで欲しいと思った。グリーンピースジャパンの裏話とか、調査捕鯨の成果とについてはコレでしか読めないような事もあったんじゃないかな。基本、外交と政治の側面から書かれてるから、捕鯨文化やARについては他を当たろう。

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