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満映秘史 栄華、崩壊、中国映画草創 角川新書

石井妙子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784040824284
ISBN 10 : 4040824288
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

甘粕正彦が君臨し、李香蘭が花開いた国策映画会社・満洲映画協会。その実態、特に崩壊後の軌跡は知られていない。満鉄と違い、戦後も社史すら作られなかったからだ。元社員が証言を控えた背景には、敗戦直後も帰国後も続いた同僚や映画人による「選別」があった。原節子主演の日独合作映画『新しき土』に参加後、満映に入り、戦後は中国映画の草創を支えた映画編集者が遺した満映秘史!

目次 : 出会い/ 映画界に引き寄せられた兄たち/ 第一映画社―伊藤大輔と溝口健二/ 『新しき土』と女性編集者アリスさん/ 満映入社、中国へ/ 甘粕理事長と満映の日々/ 玉砕直前の結婚式/ 甘粕自決、ソ連軍侵攻/ 国共内戦の最中、鶴崗へ/ 「学習会」と「精簡」/ 映画人、炭鉱で働く/ 北朝鮮からの誘い/ 国民的映画『白毛女』/ 満映の技術は中国に受け継がれた/ 十四年ぶりの祖国へ/ 日中満映社員たちの戦後

【著者紹介】
石井妙子 : 昭和44(1969)年、神奈川県生まれ。東京都育ち。白百合女子大学国文科卒業。同大学院修士課程修了。お茶の水女子大学女性文化研究センター(現・ジェンダー研究所)に教務補佐員として勤務後、囲碁観戦記者を経て、ノンフィクション作家として活動を始める。平成28(2016)年、『原節子の真実』(新潮社)で第15回新潮ドキュメント賞受賞。令和3(2021)年には『女帝 小池百合子』(文藝春秋)で第52回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞する

岸富美子 : 大正9(1920)年、中国奉天省営口で生まれる。15歳で京都の第一映画社に入社し編集助手となる。溝口健二、伊藤大輔といった巨匠作品を手伝った後、日独合作映画『新しき土』に参加。昭和14(1939)年、満洲に渡り満洲映画協会(満映)に入社。敗戦後、中国共産党とともに行動し、昭和28(1953)年まで中国映画の草創期を支える。帰国後はフリーランスとして主に独立プロで映画編集を手がけた。平成27(2015)年、映画技術者を顕彰する「一本のクギを讃える会」から長年の功績を表彰された。令和元(2019)年5月、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • うえだ

    満映と言えば、甘粕しか、それも「ラストエンペラー」の、知らんかった。映画が宣伝工作に力をもっていた時代に翻弄されつつも、生き残った岸さんの半生。

  • Yosuke Hosomi

    かつて満州国にあった満州映画協会(満映)の貴重な記録。編集者として活躍した女性の回想を通して、戦前の日本映画界、満映に集った映画人たちとその苦難の戦後を浮き彫りにしていく。

  • ozmaax

    偶然が偶然を呼び、波瀾万丈な人生。戦後の中国生活は苦難の連続だっただろう。日本に帰国して冷たい目で見られるのも辛すぎる

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