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つなぐ鞠 上絵師 律の似面絵帖 光文社文庫

知野みさき

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334778682
ISBN 10 : 4334778682
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2019
Japan

Content Description

鞠の意匠をあしらった「鞠巾着」が人気となり、安定した仕事をもらえるようになった律。涼太との祝言の日取りも決まり、幸せをかみしめながら、職人の仕事も一生続けていこうと決意するのだった。そんな折、拐かし一味の女の似面絵を頼まれた律は、仕上げた絵に何か引っかかるものを感じて―。恋に仕事に一途に生きる女職人の姿を描く、人気シリーズ第五弾。

【著者紹介】
知野みさき : 1972年生まれ、ミネソタ大学卒業。現在はバンクーバー在住、銀行の内部監査員を務める。2012年『鈴の神さま』でデビュー。同年『妖国の剣士』で第4回角川春樹小説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • のり

    上絵師の「律」。鞠巾着の注文が後を絶たず安定した稼ぎが出来る様になってきた。幼馴染の「涼太」との祝言も決まり運が巡ってきた。そんな中、涼太の妹で親友でもある「香」の子宝に恵まれない切実な悩みが影を落とす。商家の嫁として姑の風当たりが強い。さらにかどわかし事件に巻き込まれてしまう香。似面絵師の顔をもつ「律」は奔走する。それでも最良の結末を向かえたのは良かった。このまま終わったら作家を恨みそうだった。次作も楽しみ。

  • 真理そら

    律の考案した鞠巾着の評判が良くて、律の仕事は順調。涼太との結納も済ませてはっきり許嫁になった。珍しく幸せいっぱいの律が描かれているので楽しい気分で読み終えた。同心・広瀬保次郎にも、香にも幸せが訪れて、まるで最終巻のような雰囲気。次巻からどういう方向に話が進むのか楽しみだ。

  • 天の川

    晴れて仲を認められた律と涼太。鞠巾着の仕事も順調で楽しく読めました。知野さんの書く話に出てくる小さな子どもはいつもとても愛らしくて…。ここでも秋彦さまの可愛さったら!幼馴染みの香の悩みも解決しそうで良かった良かった。いずれも優しい話でしたが、年老いた文左衛門と酉太郎の友情にじんわりきました。次の巻、律が一人の上絵師としてのキャリアをいかに構築しながら、どうやって青陽堂の嫁として涼太の母に認めてもらうか…楽しみです。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    「上絵師 律の似面絵帖」第五巻。律と涼太、読んでいてもうもう焦れったかったですが、とうとう祝言が具体的になってきて嬉しいかぎりです。 “鞠巾着” 素敵です、まさに女職人の真骨頂ですよね、大切に育てて欲しいです。今巻も色々ありましたが、律の似面絵がきっかけで、相愛の二人が祝言出来たお話がとても良かったです。あとぶち猫の巾着に絡むお話は寄る年波で私も思い当たることがあり、切なくなりました。次巻はいよいよですね!楽しみに読みます。

  • はにこ

    律と涼太もやっと上手くいき、毬の巾着も人気、香もやっと希望が持てて幸せな1巻だった。先生や池見屋などなど回りの人も温かくて良かった。そんな中でも事件に巻き込まれてしまう律。次は新妻律の事件簿になるかな?ホント、十手持った方が良さそう。

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