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真夜中のマリオネット 集英社文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087446593
ISBN 10 : 408744659X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

私が救ったのは、天使か、悪魔か――。

殺した後、一晩かけて遺体をバラバラにする殺人鬼――通称「真夜中の解体魔」。
婚約者を殺された救急医の秋穂は、深い悲しみを抱えながらもなんとか職場に復帰をしたところだった。
そこに運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った美少年・涼介。

無事、命を救うことができたが、手術室を出た秋穂に刑事が告げる。
「彼は『真夜中の解体魔』だ」と――。

涼介に復讐しようとする秋穂に、涼介は綺麗な涙を流しながら訴える。
「僕は罠にかけられただけなんです」と――。

無実に思える証拠を見せられた秋穂は、ためらいながらも涼介と真犯人を探すことになるが‥‥。
涼介は真犯人に操られた哀れな人形(マリオネット)なのか、それとも周囲を操る冷酷な人形遣いなのか。

ラスト1頁(ページ)、あなたは必ず絶叫する! 衝撃のクライムサスペンス。


【プロフィール】
知念実希人(ちねん・みきと)
1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年には『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーとなる。18年『崩れる脳を抱きしめて』、19年『ひとつむぎの手』、20年『ムゲンのi(上・下)』と本屋大賞に3年連続でノミネートされる。24年『放課後ミステリクラブ 1 金魚の泳ぐプール事件』で本屋大賞ノミネート。『優しい死神の飼い方』『時限病棟』『リアルフェイス』『レフトハンド・ブラザーフッド』『誘拐遊戯』『十字架のカルテ』『傷痕のメッセージ』『硝子の塔の殺人』など著書多数。

【著者紹介】
知念実希人 : 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、日本内科学会認定医。2011年「レゾン・デートル」で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。12年、同作を改題し、『誰がための刃』で作家デビュー。14年に始まる「天久鷹央」シリーズで人気を博す。15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞し、ベストセラーに。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi(上・下)』で18年、19年、20年本屋大賞連続ノミネート。『硝子の塔の殺人』で22年本屋大賞ノミネート。『放課後ミステリクラブ1 金魚の泳ぐプール事件』で24年本屋大賞ノミネート。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みやび

    読み始めて早いうちから真犯人の予想がついていたので、結末も「あぁ、やっぱり」という感じだった。主人公の言動や思考がどうにも好きになれず、イラっとしてしまう部分が多々あったせいか物語に今ひとつ入り込めず、何と言うか全体を俯瞰しながら読んでいたため、却って伏線なども分かり易かったのかもしれない。けれどもクライマックスにかけてのスピード感は読ませてくれるし、物語が二転三転するため主人公に感情移入出来ればもっと楽しめたのだろうとは思う。あともう少し「真夜中の解体魔」自身に説得力ある魅力が欲しかったかなぁ。

  • よっち

    殺人鬼「真夜中の解体魔」に婚約者を殺され、悲しみからようやく復帰した救急医の秋穂。搬送されてきた美少年・涼介が「真夜中の解体魔」の容疑者だと知ってしまうクライム・サスペンス。涼介に復讐しようとする秋穂に、涙を流して無実を訴える涼介。無実に思える証拠を見せられ、ためらいながらも涼介と真犯人を探す秋穂。真逆の証言が積み重ねられて二転三転する涼介の印象、そして散々振り回された先に待っていた思ってもみない事件の決着。何だか釈然としない幕引きと感じながら終盤読んでいましたが、最後に待っていた結末に見事やられました。

  • ありす

    真夜中に担ぎ込まれてきたのは、婚約者を殺した真夜中の解体魔?救急医の秋穂は、自分が救った命が婚約者の敵と聞かされ復讐を誓うが、確信が持てず殺すことが出来なかった。彼は罠にはめられただけと知り、本物の真夜中の解体魔を見つけ出そうとするが。常にゾワゾワと気持ち悪い空気が纏わりついていて、ある意味イヤミスだなと。歪んだ人間関係が、歪んだ愛を生み出し、歪んだ人間を作り上げていく。この犯人を救う道はあったのか?二転三転としていく展開に最後まで気が抜けない。

  • nafko

    ナツイチの朗読目当てで購入。登場人物の口調や行動に違和感…。このコンプラの世の中で、まだこれ?というくらい不快。物語の都合上とはいえ、精神的に不安定な医者に患者受け持たせるとか、現実離れしている印象。医療用語だけ本格的。ジェットコースター小説。2時間ドラマになりそう。

  • ちえり

    久しぶりの知念 実希人さん。『硝子の塔の殺人』以来です。天使か悪魔か、妖しげな美少年、と言えば私の年代では横溝正史の『真珠郎』が頭に浮かぶのでは? 面白かったけど…まあ予想通りというか、ああ…ミステリー読み過ぎの功罪。純粋に驚けなくなってきている。えっ⁈とか、うそぉ〜ん!とか、衝撃を受けたいなぁ。小学3年生で初めてミステリーに出会い、はまり、50年も読み続けていれば、もう何を読んでも既視感というか既読感というか。次作に期待します。

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