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悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ 完全版 実業之日本社文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408558615
ISBN 10 : 4408558613
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

この事件からは手を引く――。天久鷹央が解決できない事件? 「死体の瞬間移動」を巡る謎とは。書き下ろし掌編収録の完全版!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • オセロ

    短編2つは個人的にそこまででしたが、長編はいろいろ考えさせられましたね。 マンションで殺されたハズの女性が見つかったのは10キロ以上離れた港。被害者の友人から事件の捜査を依頼された鷹央だけども、“事件の解決”は小鳥遊に任せるとのこと。たしかにこれは小鳥遊にしか“解決”出来ないな〜。そして全ての真相に気付きながら小鳥遊に“解決”を任せた鷹央の心意気はグッときましたね。

  • よっち

    自宅マンションで襲われたはずの女性が、十キロ以上離れた港で遺体となって発見され、相談を受けた天久鷹央はなぜかその捜査の過程で手を引いてしまうメディカルミステリ。今回は結婚しようとすると死んだ元婚約者に呪われる女と霊能力者、ゴミ屋敷と行方不明者、瞬間移動した死体の謎といった中短編の構成で、珍しい事件に自ら首を突っ込む鷹央と振り回される小鳥遊という構図は相変わらずですが、鷹央の抜けた部分を小鳥遊がフォローしたり、鷹央も解決をあえて小鳥遊に託したり、何だかんだ言いながら信頼感のあるいいコンビになってきてますね。

  • papako

    天久シリーズ続き。細かいところは覚えてるのに、肝心のところはまったく記憶にないので楽しめる。おまけみたいなシーンはしっかり覚えてるのにな。ゴミ屋敷のお話、切ない。鴻ノ池のいじりは相変わらずいらない。彼女も何か事件に絡んできたっけ。ま、そのうちわかるよね。

  • kosmos

    呪われているせいで体調が悪いと訴える女性、ゴミ屋敷で起きた殺人事件、自宅で襲われたあと瞬間移動してそこから遠く離れた港で遺体となって発見された事件…今回も鷹央と小鳥遊はさまざまな謎に挑む。「瞬間移動した女」という話では被害者の死因に驚いた。鷹央の蓄積された膨大な知識と、そこから答えを導き出す能力は本当にすごい。

  • NAOAMI

    遺体が瞬間移動…の答は?@殺された原因を解明し真犯人を突き出した鷹央は、A殺されるきっかけになった事件の真相解明を小鳥遊に委ねた。なぜか。鷹央に解決できず小鳥遊なら解決できるとは。その問答で読者は犯人が解ったようなものだが、@の解明同様、Aにもキッチリ隠れた病名診断が該当していること。それが全ての辻褄が合う流れに適合しており、このシリーズの深みとリアリティ追求の姿勢に脱帽する。鷹央と小鳥遊が引っ付く将来が想定されるなら、また彼はフラれるだろう。そのお相手が真相に絡んでいるはずと物語外の推理もできちゃうが。

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