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吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ 実業之日本社文庫

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408558349
ISBN 10 : 4408558346
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

東久留米市の公園。荒川の河川敷。そして、東京湾の沿岸。三つの場所で相次いで見つかった遺体。被害者はいずれも首すじに二つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られていた…。まるで「吸血鬼」が起こしたかのような連続殺人。捜査一課の桜井公康から内々に相談を受けた天才医師・天久鷹央は、事件解明に動き出す。現役医師による本格医療ミステリー、書き下ろし最新作!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978年、沖縄県生まれ。東京都在住。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー(19年『レゾンデートル』として文庫化)。15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 真理そら

    技能研修生の実態はここまでひどくはないとは思うが、双方が「研修生」という言葉の意味を見失っている現実はあるだろう。そういう場合にNGOは受け皿として機能できるのだろうかと思ったり、いわゆる貧困ビジネスに流れがちな受け皿について考え込んだり、なんとなく社会派ミステリーのような気分で読み進んだ。今回もびっくりするような病気が登場したが、舞ちゃんの活躍が少なくて寂しかった。鷹央センセが小鳥遊クン以外の相手にはずいぶん人間らしくなってきた。小鳥遊クンにも幸せを!

  • hiro

    このシリーズの新刊を読むのは1年半ぶり。『吸血鬼の原罪』から版元が変わったが全体ではもう14巻目。この14巻では、血液をほぼ抜かれるという吸血鬼が犯人?のような連続殺人事件が起こるが、そんな不気味な事件に立ち向かうタカタカコンビのいつもの夫婦漫才ようなの会話がこのシリーズのお楽しみの一つだ(最近は舞を含めたトリオ漫才だが)。もちろん最大のお楽しみは、鷹央先生の推理。今回も犯人は吸血鬼としか考えられないような状況で、最後まで気の抜けない展開だったが、鷹央先生の医学の知識によって納得できる結果が待っていた。

  • aoringo

    見つかった変死体は全身の血が抜かれていた。その側には吸血鬼の姿が...!犯人が何らかの珍しい疾患を持っているのはいつものことなので、自力で推理するのは早々にパス。映像化はまだなのかな?

  • itica

    吸血鬼による?連続殺人事件に迫る天久鷹央。そこに関わってくるのは、劣悪な環境の中で搾取される外国人の技能実習生たち。医学的な見地と外国人労働者の闇を合体させた今回の事件をあっさりと解いた鷹央はやっぱり凄い。でも最後にもうひとひねりあって、意外と入り組んでいたな。愉快な仲間たち3人の会話はパターン化しているけれど、次々耳新しい病気が出てくるので、ちょっと知識が増えた気分。

  • 金吾

    医学知識がありませんので、当初から推理は諦めていますが、それでも結末まで一気に読んでしまいます。社会的な問題にも触れており、内容は深いものがありながら軽妙に話が進んでいきました。

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