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久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ 新潮文庫nex

知念実希人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101802237
ISBN 10 : 4101802238
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan

Content Description

かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女、楯石希津奈。十五年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。だが、検査をしようとした矢先、父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう…。ミイラ化した遺体。自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実とは?現役医師が描く医療ミステリー!

【著者紹介】
知念実希人 : 1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。2004(平成16)年から医師として勤務。’11年、「レゾン・デートル」で島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。’12年、同作を『誰がための刃』と改題し、デビュー。’18年、『崩れる脳を抱きしめて』で広島本大賞、沖縄書店大賞を受賞。同作で本屋大賞にノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiro

    今回も長編の事件カルテ。統括診断部のメンバーとなった鴻ノ池も加わり、完全に夫婦漫才コンビからトリオ漫才にグレードアップしていた。さらに成瀬、桜井の二人の刑事を加えた五人の特徴を生かして、ワンチームとして事件を解決したように見えた。今回の謎は医療ミステリーとしては究極の不老不死がテーマだったが、もちろんいつものように医師でも知らないような病名がでてきて、読者が謎を完全に解き明かすのは無理だが、もちろん十分楽しめた。『十字架のカルテ』の影山医師も登場し、あの桜宮サーガに対抗できる新サーガの完成も間近だろうか。

  • 金吾

    ○今回も謎がどのように解明されていくのかが、わからないまま読み進みました。面白かったですし、天久先生がどんどん人情味をましてきているのも良かったです。

  • 昼寝ねこ

    知念実希人さんの医療系ミステリ。16年前にアイドル活動をしていた美少女が当時のままの姿で現代に蘇る。新興宗教が舞台になるのは過去作にもあった。今回も鷹央先生、小鳥先生、鴻ノ池先生が大活躍する安定の面白さなのだが、長編なので途中でちょっとダレてしまった。このシリーズは100ページぐらいの中編で1話完結にした方が読みやすいと思う。終盤の謎解きに関しては一応論理的な解決ではあるが、かなり強引な感じもする。医学的に特殊な症例が出てくるので、理解できないところは読み飛ばしてしまいエンタメと割り切って楽しんだ。

  • はにこ

    夫婦漫才タカタカ統括診断部に舞が本格加入。不老不死の少女希津奈と周囲に起こった殺人事件の謎をとく。込み入った医療トリック。医者じゃなきゃ絶対分からないよな。でもどういったオチになるのか気になって読んじゃう。小鳥遊の扱いがどんどんぞんざいになっていて笑えちゃう。女性陣相手に大変だわ。鷹央の酒豪っぷりもスゴすぎ!

  • aoringo

    パニック状態で運ばれてきた美少女。だが年齢は32歳だという。彼女は老いることなく永遠に15歳の姿のまま生きることができる、そんな不可解な謎に鷹央は挑む。医療用語がたくさん出てくるのに不思議と難解ではなく読みやすいのもこのシリーズの良いところ。肝心の内容はというと...そんなことってあるの?!という驚きの連続。全く先の読めない展開で面白かったー。エピローグの鷹央の台詞が良かったなあ。

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