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なぜ科学が豊かさにつながらないのか?

矢野誠 (Book)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766421859
ISBN 10 : 476642185X
Format
Books
Release Date
April/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

▼成長戦略成否のカギは日本市場の質にあり!

「日本はこれだけ科学技術が進んでいるのに、なぜ経済は停滞し、私たちの暮らしはよくならないのか?」 多くの日本人が漠然と感じ続けてきたこの疑問に、「市場の高質化」「エビデンス・ベース社会の構築」「文理融合のための教育改革」をキーワードとして答えを提示する。

[著者紹介]
【編著者】
矢野 誠(やの まこと)
京都大学経済研究所教授、附属先端政策分析研究センター長。
1977年 東京大学経済学部卒業
1980年 ロチェスター大学経済学部修士
1981年 ロチェスター大学経済学部博士
1981年 コーネル大学経済学部インストラクター
1982年 コーネル大学経済学部助教授
1985年 ラトガース大学助教授
1986年 横浜国立大学助教授
1994年 横浜国立大学教授
1996年 慶應義塾大学経済学部教授
2007年より京都大学経済研究所教授(2010年 4月?2012年3月 京都大学経済研究所所長)

中澤 正彦(なかざわ まさひこ)
京都大学経済研究所附属先端政策分析研究センター准教授。
1993年 東京大学経済学部卒業
1993年 大蔵省(現・財務省)入省
1996年 イェール大学国際開発経済学プログラム 修了
2006年 大臣官房文書課課長補佐
2007年 主計局主計官補佐
2008年 大臣官房総合政策課経済分析室長
2009年 財務総合政策研究所研究部財政経済計量分析室長
2011年より京都大学経済研究所准教授

【執筆者】
松岡雅雄(京都大学ウイルス研究所教授)
青木玲子(一橋大学経済研究所教授)
浜野潤(株式会社電通顧問、元内閣府事務次官)
倉持隆雄(内閣府政策統括官、科学技術・イノベーション担当)
川上伸昭(文部科学省科学技術・学術政策局長)
上田淳二(国際通貨基金(IMF)財政局審議役)
八代尚光(経済協力開発機構(OECD)経済総局構造監査課エコノミスト)
黒田昌裕(独立行政法人科学技術振興機構研究開発戦略センター上席フェロー、慶應義塾大学名誉教授)
板倉康洋(内閣府日本医療研究開発機構担当室参事官(文科学省大臣官房付))
吉川潔(京都大学理事・副学長、京都大学名誉教授)
松沢哲郎(京都大学霊長類研究所教授)
出井文男(神戸大学大学院経営学研究科教授)
西阪昇(京都大学理事・副学長)
溝端佐登史(京都大学経済研究所教授、所長)
柴田章久(京都大学経済研究所教授)

【著者紹介】
矢野誠 : 京都大学経済研究所教授、附属先端政策分析研究センター長。1977年東京大学経済学部卒業、81年ロチェスター大学大学院経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)、同年コーネル大学経済学部インストラクター、82年同助教授、85年ラトガース大学経済学部助教授、86年横浜国立大学経済学部助教授、94年同教授、96年慶應義塾大学経済学部教授、2007年より京都大学経済研究所教授(2010年4月〜2012年3月同所長)

中澤正彦 : 京都大学経済研究所附属先端政策分析研究センター教授。1993年東京大学経済学部卒業、同年大蔵省(現・財務省)入省、96年イェール大学国際開発経済学プログラム修了、2006年大臣官房文書課課長補佐、2007年主計局主計官補佐、2008年大臣官房総合政策課経済分析室長、2009年財務総合政策研究所研究部財政経済計量分析室長、2011年京都大学経済研究所附属先端政策分析研究センター准教授、2014年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1.3manen

    日本人がうつむきがちな生活を強いられているのは、少子高齢化のためではない(11頁)。エビデンス・ベース(EB)社会の形成によって初めて、良い市場が形成できる。高質な判断に基づいて取引をする売り手と買い手が必要。EBの思考が大切(15頁)。市場はパイプである。市場の質はパイプの質。モノを流す圧力はニーズ(51頁)。メカニズム・デザイン:経済学では経済活動を円滑に行うシステム設計(62、204頁)。財政状況:日本は他国と条件をそろえて推計すると、消費税率30%に相当する収支改善が必要(109頁)。

  • Kentaro

    ダイジェスト版からの要約 1990年と2013年の実質GDPを比べると、アメリカでは38%の伸び、ドイツは36%の伸びに比べ、我が国では、20%の伸びしかありません。IT革命に乗り遅れたと言っても、我が国が科学技術で遅れをとってきたわけではありません。にもかかわらず、海外で進行していたIT革命に乗り遅れ、長期的に経済停滞が起きたのだとしたら、せっかく持っていた科学技術の活用に失敗したことになります。科学技術を活用するには、市場に有効利用が必要だ。今の我が国の長期停滞は、市場の有効利用に失敗したからです。

  • ソウ

    思ってた内容と違う。あんまり。

  • お抹茶

    経済学を中心に,エビデンス・ベースや文系と理系の垣根の一掃などを語る。ニーズからシーズへ向け,系統的に技術開発を行うには,製品から技術まで適切な分業関係が築けるように,間を繋ぐ株式市場やベンチャー市場を発展させる必要がある。最終目標の曖昧さ,目標と手段との関係の不明瞭さ,日本特殊論,直感的表現とエビデンス・ベースの施策立案不足が日本の欠点。想像力をより具体化し,想定力を学ぶのが社会科学。

  • Tad

    文理縦割りの弊害への対応として、文理の融合ではなく、各分野での専門性を持ったままそれぞれをつなぐインターフェースの構築を目指すべきのこと。 印象深かった点は「技術の優れた作り手を育てるのが理系であり、優れた使い手を育てるのが文系の仕事」という点。「対応する費用が高すぎる事故の原因は想定外に置くべきだというのは経済学が教えるところで・・原発事故の責任の少なくとも9割は文系にあると感じます。」という言葉は重い。 インターフェースという言葉には、コミットメント、参加、当事者意識という意味も含まれるように感じた。

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