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予測不能な時代

矢野和男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794225115
ISBN 10 : 4794225113
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界は、以前にも増して移ろいやすく、予測不能になった。企業は「いかに変化に適応するか」という競争にさらされている。したがって、これからの時代の従業員は、未知の変化に対応するため、実験と学習を繰り返しつつ仕事のやり方を変えるという、非常に面倒なことに挑み続ける必要がある。その「面倒なこと」こそが、いまや最も生産性の高い重要な仕事だからだ。これを続けるには、従業員は幸せでなければならない。実際に、幸せな人は「面倒だが重要な仕事」に積極的であり、幸せな人が多い企業は生産性が高く、1株あたり利益も高いことが示されている。今後のマネジメントに重要となるのは、孤立やパワハラなどの「組織の病」を予防するために適切な介入・施策を行い、組織を幸せな状態に保つことだ。そのための技術も整いはじめている。いまや、著者らが開発した技術により、スマホのアプリで人々の幸せが測定可能となった。また、数多くの日本企業が参加する実証実験によって、組織を幸せに導く技術も確立されようとしているのである―。『データの見えざる手』でビジネス界に衝撃を与えた著者が、最新研究をもとに、個人や組織が「予測不能な変化」といかに向き合うべきかを論ずる、瞠目の書。

目次 : 第1章 予測不能な変化に立ち向かう/ 第2章 新たな幸せの姿/ 第3章 幸せは天下のまわりもの/ 第4章 幸せとはスキルである/ 第5章 変化に向き合うマネジメント/ 第6章 変化にデータで向き合う/ 第7章 格差の本質/ 第8章 予測不能な人生を生きる

【著者紹介】
矢野和男 : 株式会社日立製作所フェロー。株式会社ハピネスプラネット代表取締役CEO。1959年山形県酒田市生まれ。1984年早稲田大学物理修士卒。日立製作所入社。91年から92年まで、アリゾナ州立大にてナノデバイスに関する共同研究に従事。1993年単一電子メモリの室温動作に世界で初めて成功し、ナノデバイスの室温動作に道を拓く。2004年から先行してウエアラブル技術とビッグデータ解析を研究。論文被引用件数は4500件、特許出願350件を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • HMax

    予測不能な変化に立ち向かえる組織4原則とは@実験と学習A上位目的へのこだわり。B自己完結的な機動力。C前向きな人づくりへの投資。幸せな人を作りだせる組織は更に営業生産性30%高く創造性では3倍も高い。それを自社で実践するためスマホアプリを利用すると受注率27%アップ、ハピネス関係度も54%も向上。このアプリ一般にも手に入るのだろうか?人との僅かなつながりが幸せにつながるクラスターづくり、コロナ禍で少しでも実践していきたい。

  • ta_chanko

    予測不能な事態に立ち向かうには変化が必要。しかし、ルール・計画・標準化・内部統制など既存の秩序を維持するための取り決めが、変化を阻害する。結果、大きな組織ほど変化を起こしにくくなる。幸せで生産性の高い組織では、人と人とのつながりが偏らず均等で、5分程度の短い会話が高頻度で行われ、相手の会話に身体を同調させ、発言権が平等である。つまり心理的安全性の高い組織。20世紀は肉体労働の生産性が飛躍的に高まった。21世紀は知的労働の生産性を飛躍的に高める時代。人々が幸せになるために。オプティミズム(楽観論)の精神で。

  • ぶう

    今私達が生きている時代は予測不能な時代と言える。コロナの影響もあり先を見通す事の困難さは増すばかり。AIは過去のデータを元に作られているものであり、「将来」を「過去」の延長線上にあるものとしか見ないため、予測不能な時代においては役に立たないとも言える。つまり予測不能な時代に必要なのは,予測していない事象が生じても前向きにとらえていける心、つまり「幸せ」か否かが一番重要なのである。本書では膨大なデータを使用し、この「幸せ」という抽象度の高いものについて考察されている。幸福度が高い職場は生産性も高いのは納得。

  • Mc6ρ助

    『幸福度の低い組織・・とは、・・組織内での幸福度のばらつきや格差が大きい組織なのである。・・極端に不幸な人が多い・・幸せの格差は、一緒に仕事をしている会話の相手との間に生じていることが多いのだ。・・つまり、人の幸せを犠牲にして、自分だけ幸せになっている人が相当数いるということである。・・人を圧迫する態度により、まわりに命令や要求を通すことで本人は主観的な幸せを得ている・・これが行きすぎるとパワーハラスメントになる。(p108)』ピケティやスティグリッツ両御大に難癖をつけるホラ吹き矢野和男さん、侮れない。

  • ゆうすけ

    企業で人財育成の仕事をしているのですが、本当に学びになりました。幸せな組織をどうやって作れるのかいつも思案しているつもりですが、過去の延長にそれはないということがよくわかった。どの章も割と独立した感じなのでどこから読んでもいいと思いますが、2-4章が特に圧巻です。著者が教えてくれた「不幸せな集団」についての記述は身の回りにもあてはまることが多すぎて衝撃。変化に向き合う16の視点はぜひ日常生活の中にも取り入れたい。それにしても東西のいろんな言説を取り入れ、最後に日本的なものに戻ってくる筆捌きはは見事。

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