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つるにょうぼう

矢川澄子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784834007572
ISBN 10 : 483400757X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1979
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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矢川澄子と赤羽末吉による絵本。 淡く美し...

投稿日:2021/03/19 (金)

矢川澄子と赤羽末吉による絵本。 淡く美しい絵と言葉は、この哀しい物語を読者の胸に深く焼き付けることに貢献しています。 数ある赤羽絵本の中でも指折りの一冊かと思います。

哲 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆうゆうpanda

    <読み聞かせボランティア・対象3年生>『つるの恩返し』は助けてもらったお礼ですが、こちらはそれよりもっと切なく深い物語です。なぜなら鶴は、助けてくれたよ平のことを「したわしい」と思ってしまうからです。控えめに見える新妻の命がけの愛の話。最後に織った反物は所々紅のように輝き、恐ろしいほどの美しさです。紅色は血の色だから。正体を知ってしまったよ平。優しいけれどダメな夫にそれでも鶴は優しい声で語りかけます。「末永くお幸せに」と。時間が経つと茶色の布に変色してしまうかもと思った私とは正反対の優しく美しい妻でした。

  • chiaki

    寝る前の読み聞かせ。これまでに読んだ、どの『つるの恩返し』も敵わない程の、美しい絵と文に深く感じ入りました。長女も珍しく余韻に浸り、「身を削って織った布と知って、よ平は最後、残された布を売ってしまうんかなぁ」と考え込んでいました。「貧しくても二人でいることが幸せと感じられたのに、なんで気付けなくなるの?」とも聞かれ、思わず私の方が涙してしまいました。あれもこれもと欲を出して欲しがり、本当に大切なことを忘れてしまう…その人間の姿は『はなたれこぞうさま』にも通ずる所があるなぁと、親子で話しました。

  • gtn

    単なる恩返しならば、一反織り上げたところで、姿を消しても良かっただろう。なのに、与平のもとに居続けたのは、愛情の故。そして、偏見に惑わされない心広き人と信じたから。なのに、ふとした好奇心と物欲から、出自を暴こうとした与平。しかも、それが、つるの幸福と存在理由を脅かす行為であると自覚していない。愛する者が、世間同様俗物、いや敵であることに気付いたつるの無念と悲しみは如何ばかりか。愚かなことだが、人は未だにこんな悲劇を繰り返している。

  • ちえ

    矢川澄子再話 赤羽末吉画。言葉も絵も美しい。物語の終わり最後の絵、悲しみが切々と胸に迫る。先月行った「赤羽末吉展」ではこの本の絵葉書があり購入。

  • たーちゃん

    素敵な絵、素敵な言葉たちが作り出す物語でした。息子は途中から少し退屈している様子でした。もう少し大きくなってからまた読みたいです。

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