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美しいトマトの科学図鑑 東京大学の農場で野菜や果実を育ててみた

矢守航

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422430584
ISBN 10 : 4422430580
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トマトの品種は、日本で登録されているものだけで300種類を超えます。
「好きな野菜ランキング」では、かならず上位に顔を出す、みんなが大好きなトマト。種苗メーカーも毎年、新しい品種を開発して競争にしのぎを削っています。
スーパーで売られるときには、残念なことに品種が記されていることはあまりありません。しかし、トマトのそれぞれの品種には、見た目も味も大いに個性があります。わたしたちがトマトと聞いて思い浮かべるのは、ぽってり丸く、赤い色をしたトマトですね。しかしトマトには細長いもの、深いひだをもつもの、赤、黄、オレンジ色から黒色まで、さまざまな色や形があります。
また、味も、甘みを追求したもの、酸味が強いもの、生食に向くもの、調理に向いているものなど、いろいろあります。個性の宝庫と言ってもよいでしょう。
この本ではその中からトマトの品種50種を選んで、かわいいトマトの姿を美しい写真で表現します。トマトはすべて東京大学の田無の農場で育てたもので、育てたのは本書の著者のひとりである矢守航・東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。うま味、酸味、季節と味の関係など科学分析もおこなっています。
そしてなんと言ってもこの本の魅力は、みずみずしいトマトの写真です。茎や果実の「うぶ毛」まで見えるかわいく美しい精細な写真は、ぱらぱらページをめくっているだけで時間を忘れてしまいそうです。

【著者紹介】
矢守航 : 東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。植物学者。大阪大学理学部で博士号取得。植物に魅了され続け、身の回りに存在する雑草からゲノム編集植物まで多岐にわたりその面白さや不思議を追究している。光合成の仕組みを解いて食料難に立ち向かうべく日々研究を行っている

矢守那海子 : 北海道大学農学部卒業、東京大学大学院農学生命科学研究科修了。修士課程では真菌類の生態を遺伝子工学的手法により解明する研究に没頭。実験教室と算数・数学教室を兼ねる「理数系教室すうりもん」を主宰し、日々、小中学生に向けて自然科学の面白さを伝える

松島依子 : 北海道大学農学部を卒業後、カナダに留学。ブリティッシュコロンビア大学森林科学部で森林土壌生態学を専攻し、地面の上や土の中で落ち葉を食べて分解している小さな生き物たちの研究で修士号を取得。現在はサイエンスライターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tomi

    トマトというと個人的にはトマトジュースとケチャップなどの加工品で食べるくらい。生産ランキングでも日本は世界90位だそうです。それでも日本の気候に合わせた品種改良が進み、栽培品種は120種以上。そのうちの50種を東大の農場で栽培し、糖度や酸度などを細かく分析した図鑑です。それぞれの花も掲載していて、品種によって花形や花弁の数もさまざまだと初めて知りました。「栄養戦隊サプリガールズ」シリーズ、「めちゃなり!トゥインクル」「Mr.浅野のけっさく」など品種のネーミングも面白い。

  • shiho♪

    図書館新刊棚より。リコピン度高めな1冊。実は私の住む愛知県はトマト🍅栽培盛んなんです。ファーストトマトやルネサンスはスーパーでもよく見かけるおしりがツンってしてるトマト。 それにしても黄色や緑、黒まで今は品種改良が進みバラエティ豊か。 ネーミングも面白い。トマトなのに「モモちゃん」、少し赤みが薄い「ピンキー」、その姉妹版の黄色いトマト「きら〜ず」ꉂ🤣𐤔 東大の農場で育てたとあって、糖度や酸度、グルタミン酸の量などデータが細かいです。

  • あじ

    菜園仲間の間で10年近く前に流行ったのが【アロイトマト】だった。当時は種の入手が難しい品種で、念願叶って試食できた時は大変感激したものです。今年、仲間から譲っていただいた種は、本書にも登場していた【CFプチぷよU】。皮が薄く指に吸い付くほどもっちりとしており、非常に甘い。また次年度栽培したい品種も見つけました。【Mr.浅野のけっさく】ゼリーたっぷりだとか。冬季に菜園計画を立てるのが、益々楽しみになりました。

  • 猫路(ねころ)

    品種改良を続けた結果、多様なトマトが生まれた。横に切ったあとの切り口が苦手な時があるのでなんとも言えないですね。最近、トマトブームがなくなったせいか、マイクロトマト食べてないな、意外と美味しいんだよね。

  • chiho

    世界一多くの品種があるらしいトマトだけど桃太郎とアイコしか知らなかった。ゲノム編集とやらの技術で今私たちはおいしいトマトを食べられているのか。トマトから飛躍しすぎだけど、どこかでゲノム編集された人間がいるんじゃないかと妄想してしまう。

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