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余の尊敬する人物

矢内原忠雄

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004000174
ISBN 10 : 4004000173
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1998
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

優れた学者であると共に、毅然たる信念に生きる人として知られる著者が、その尊敬する人物の中からエレミヤ、日蓮、リンカーン、新渡戸稲造の四人を選び、その生を溌刺と描いたものが本書である。太平洋戦争中にこの書が生まれたことの重みと併せて、彼らの宗教的信念の深さは、今日なおわれわれの心を打つ。

目次 : エレミヤ(預言者の自覺/ 申命記改革 ほか)/ 日蓮(立正安國論/ 龍の口法難 ほか)/ リンコーン(青年時代/ 洲會議員より大統領當選まで ほか)/ 新渡戸博士(入學式演説/ 新渡戸博士の教育精神 ほか)

【著者紹介】
矢内原忠雄 : 1893年愛媛県に生まれる。1917年東京大学法学部政治学科卒業。東京大学名誉教授。1961年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • marukuso

    エレミヤ、日蓮、リンカーン、新渡戸稲造について、著者なりの解釈を施し、尊敬する人物として記述。これら4人は生きた時代、境遇、国籍など異なる点は多々あるが、共通する部分として「悲哀の人生」を送っている。著者はこの悲哀の人生に重きを置く。これら4人の人物像や関係する出来事などについても理解できる一冊。

  • なおた

    エレミア、日蓮、リンカーン、新渡戸稲造と並ぶ人物名を目次に目をやって、果たして、この自分が「尊敬する人物」で筆を取ったとき、誰をして書こうか?が、ふと頭をよぎった。内村鑑三が『代表的日本人』という本を書いていて、たしか岩波文庫で出ているが、あそこには、誰が書かれていたのか?が、あやふやな記憶ながら、ちょっと気になった。

  • Tonex

    「エレミヤ」の章のみ読む。妥協と打算を知らぬ激語の人。そのためよけいに敵の憎悪を買い、世の同情を失った。しかし著者は言う。「悪を怒ることの出来ない打算家よりは、彼の方が愛すべきではありませんか。円満と上品を好む紳士淑女諸君は、耳を掩うてあちらを向き給へ。エレミヤは諸君の友ではありません。」

  • 山根清志

    矢内原忠雄氏が「エレミヤ」や「日蓮」のような人物を尊敬に値すると思うのか理解に苦しむ。エレミヤの存在価値は何か。種々の予言(預言)が外れたあげく、エルサレム滅亡の預言だけ的中(しかし、エレミヤにはエルサレムは救えなかった)した。ただ単に世間に軋轢を生み平和を乱しただけではないのか。日蓮は良観(忍性菩薩)を悪僧と罵ったり、能因(法師)を破戒僧といったり、和泉式部を淫婦といったり激しく中傷する。純心であれば、他人を罵っても良いのか。日蓮は自分の思想を他人に押し付けることに専心したに過ぎない。

  • 愛希穂

    エレミヤ書をじっくり読んでみたいと思います。

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