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人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索

矢作直樹

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784862381781
ISBN 10 : 4862381782
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan

Content Description

神は在るか、魂魄は在るか。生命の不思議、宇宙の神秘、宗教の起源、非日常的現象。生と死が行き交う日々の中で、臨床医が自らの体験を通して思索した「力」と「永遠」、そして人の一生。

目次 : 第1章 生と死の交差点で(幼い頃の記憶/ 私が医者になった理由 ほか)/ 第2章 神は在るか(科学と科学主義/ 自然科学という「思想」 ほか)/ 第3章 非日常的な現象(自分の中に入り込む他者/ Bさんの治療 ほか)/ 第4章 「霊」について研究した人々(スピリチュアリズムとは何か/ 宗教とスピリチュアリズム ほか)/ 第5章 人は死なない(摂理と霊性/ 人の知は有限 ほか)

【著者紹介】
矢作直樹 : 昭和56年金沢大学医学部卒業。その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、外科、内科、手術部などを経験。平成11年東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。平成13年東京大学大学院医学系研究科・医学部救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タイトルに惹かれて身近な人がなくなること...

投稿日:2021/03/10 (水)

タイトルに惹かれて身近な人がなくなることについて考えようと思い呼んだ。本書を読み勧めていく中で補助線として言及されている科学史の概括(相対性理論、量子力学)はためになる。但し注意が必要な点もある。たとえばスピリチュアリズムの研究者が列挙されているが、彼らが自然科学の分野で業績を上げているからといって、必ずしもスピリチュアリズムの正当性を担保しないのではないだろうか?という疑問が残る。あるいは著者自身も5章で述べているように神秘現象や神秘体験を科学的に立証する必要はないという立場はそれ自体としては認められて然るべきだが、科学と神秘をきちんと区分しないと議論が成立しないだろう。

ポアンカレ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • だんぼ

    死別や寿命の長短、背負う荷物の大小など、私たちには不公平、理不尽なことが多々あります。しかし、私たちは摂理により生かされ、人は死ぬことなく、摂理は悠久の生の中で折り合いがつくよう働いてくれています。

  • 中玉ケビン砂糖

    、まずタイトルがズルイ、かのニュートンも晩年は錬金術に心血を注いでいたように、人は未知なるものを知りたいという凄まじいほどの欲求を持っている、しかし、それがあらぬベクトルへ向いてしまった典型例といった本だ(ちゃんと参考文献くらいのせてくれ列記してくれ!)、かりにも医者が安易に「神」だの「心霊」などのたまうのは、ともするとスピカモ(スピリチュアル・カモ)の誹りを免れない、そもそも人生に目標のようなものがなくて漠としており、とりあえずなんとなく医学部に入ってそれなりに名のある医師になってみた

  • はる

    人は死んだらその魂はどうなるのか。誰もが不安に思うこの議論。その意味で、現役の救急医療の医師で東大医学部教授である著者が自身の体験から「死後の世界は存在し、魂は生き続ける」と語る意義は大きい。知人の霊媒師の力で著者が亡くなった母親と交霊する章は真実味があり、死後の存在を感じさせた。

  • kk

    人間の精神的・霊的人格の永続性と、「摂理」に従って日々を過ごし生を全うすることの大切さを主張するもの。オカルト的な色彩が強いものの、著者が力を込めて仰りたいことは、大自然とその摂理の下、人は己の小ささを知るべきであり、そのようなものとして謙虚であるべき、ということなのかなと受け止めました。

  • 井月 奎(いづき けい)

    タイトルは同感です。で、私は人の生き方や思い、心が「集合的無意識」や「阿頼耶識」に溶けあい相互に作用して世界をつくると思っていますので個々の関係としては、この世に残された者が、黄泉に旅立った者を思う一方通行だと思っています。本書はそうではなくあちらで、違う次元で個は存在して関係しあい、その次元の世界では常識や関係は違うと言います。そうだとすると、要領が悪くて苦労を重ねる人、生まれつき不遇をかこつ人もこちらで自らを豊かにする努力をして、向こうに行くことが生きる意味、時間を過ごす意味、苦しむ意味だと思えます。

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