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ルポプーチンの戦争 「皇帝」なぜウクライナを狙ったのか 筑摩選書

真野森作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480016768
ISBN 10 : 4480016767
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

ハイブリッド戦争の内幕とは。毎日新聞モスクワ特派員が両国政府と親露派の要人を取材、砲撃と空爆で破壊された街に潜入して、戦闘員と市民の声を聞く。激動のロシア情勢を伝えるルポルタージュ。

目次 : 序章 戦争がはじまった/ 第1章 謎の覆面部隊/ 第2章 親露派の武装占拠/ 第3章 マレーシア航空機の撃墜現場/ 第4章 タタール、蹂躙された歴史/ 第5章 親露派支配地域の人々/ 第6章 裏切られた戦争/ 終章 皇帝プーチンの戦略

【著者紹介】
真野森作 : 毎日新聞大阪本社経済部記者。1979年、東京都生まれ。一橋大学法学部第三課程(国際関係)卒業。2001年、毎日新聞入社。北海道報道部(札幌、苫小牧)、東京社会部、外信部、ロシアでの語学留学を経て、2013年10月〜17年3月、モスクワ特派員として旧ソ連諸国を担当する。2017年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    2014年に書かれたウクライナからのルポ。タタール人の蹂躙された歴史や、マレーシア航空機の墜落も、ソ連、ロシアの関与がある。同年クリミアがロシアに併合された舞台裏をプーチン自ら語っている。この併合により欧米からの批判が高まったが、ロシア国内では支持率はかつてない程上昇した。プーチンが旧ソ連諸国との政治・経済での統合を図る「ユーラシア連合」構想という"物語"にウクライナは不可欠であることが、その頃からの一貫した主張。ソ連崩壊とその後の指導者たちへの失望が、プーチンを生んだのかもしれない。戦争は継続している。

  • きみたけ

    今朝もウクライナ侵攻のニュースが絶えない中、ウクライナの歴史や地政学的状況が良く分かる一冊。著者は毎日新聞記者の真野森作氏。2013年から17年までモスクワ特派員として旧ソ連諸国を担当、特にウクライナ情勢について注力。クリミア併合とタタール弾圧、ウクライナ東部(ドネツク・ルガンスク)情勢、マレーシア航空機撃墜、そしてプーチンの目指す先など、良く分かりました。ただ理解はできるものの、ウクライナを武力でねじ伏せるやり方はいただけません。世界的な包囲網の中、孤立したプーチンが核兵器に手を出さないことを望みます。

  • 姉勤

    日本人記者による、ロシアによるクリミア半島征服前後のルポ。現地取材とインタビューで当時のウクライナの空気を感じ取れる。この地域の複雑な歴史を副読本にしないと、日本人のメンタルでは理解し難い点が多い。それでもサイレントインベージョン(武力を用いない経済や心理に干渉していく侵略)の実際をフィルタリングされたニュースを見、日本が蚊帳の外でいる感覚でいる自体が、前哨戦で完敗しているとわかる。マレーシア機の撃墜を数ヶ月「行方不明」とした、情報工作能力とその骸の放置の描写が、世界規模の現在進行形の破局を想像させる。

  • Porco

    毎日新聞の記者が、ロシアに併合されていくクリミアや侵攻されるドネツクなどの現地を取材し、さらにキエフやモスクワのみならず、シベリアやアメリカにも足を伸ばして周辺取材をした記録。すごい。

  • seki

    2014年、ウクライナのクリミア半島のロシア編入とそれに続く同国東部独立の動きに迫った一冊。親ロシア派とそれに対立する派の両者から取材を重ねており、ウクライナで紛争が絶えない所以、そして今回の本で語られている内戦の過程がよく分かった。政権の汚職、言語、さらには旧ソ連時代にあった民族強制移住などの歴史が事態を複雑にしてきたという。そして、プーチン政権の狙いは、ロシア的世界の確立。北方領土もその戦略の一つだという。ウクライナは遠い国だが、本書の内容は、決して他人事ではない。

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