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古代の鉄と神々 ちくま学芸文庫

真弓常忠

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480098702
ISBN 10 : 4480098704
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

弥生時代の稲作にはすでに鉄が使われていた! 原型を遺さないその鉄文化の痕跡を神話・祭祀に求め、古代史の謎を解き明かす。 解説・上垣外憲一

【著者紹介】
真弓常忠著 : 大正12年、大阪市生まれ。旧制官立神宮皇學館大学に学び、住吉大社禰宜、皇學館大学教授を経て、八坂神社宮司、住吉大社宮司、現在、皇學館大学名誉教授、住吉大社名誉宮司、神社本庁教学顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ymazda1

    前半は、低い温度でも製鉄は可能だがら日本の鉄器時代は、もっともっと遡れるけど、粗悪な鉄だったので現代まで痕跡が残っていないみたいな、欧米の超古代文明論っぽい内容・・・鉄の良否は温度云々ではなく、脱炭に代表される鋼としての元素組成のコントロールの問題だと思ったりしたのだけれど・・・そして、後半は、その裏付けとしての地名や人物名の語呂合せ・・・自然科学チック&人文科学チックな視点が織り交ぜられてはいるものの、どちらも、考えられる異論への反証が完全放置されているせいか、なんか、トンデモっぽい印象の本だった。。。

  • 筑紫の國造

    かなり面白かった。「祭祀学」の立場から各地の寺社の祭祀や縁起の中に「製鉄」につながる要素を探り出し、日本の古代文化に鉄が果たした重要な役割を解き明かしていく。これは文献史学や考古学ではなかなか解明できない部分だろう。著者は自然科学の力も借りながら、しっかり各地の神社や山野をフィールドワークし、自説の補強を展開してゆく。読んでいて、新しい視点が得られたと思う説得力がある。ただし、「鉄」の要素を重要視するあまり、やや自説に強引に附会している部分も見受けられる。考古学、古代史の成果と合わせて考えたい。

  • ももいろ☆モンゴリラン

    神話に出てくるあの人もこの人も、あの場所もこの地名も全部「鉄」に纏わるものだった!? 巷間には有名な説なのかもしれませんが、神話と製鉄を絡めた視点が私にはすごく新鮮でした。そして思い出したように放映される金曜ロードショー「もののけ姫」。あれこそ古代の鉄と神々のお話ですよね。腐食してしまう鉄だからこそ物的証拠は残さなかったが、われらが子孫は鉄を名に負い、地に残し、尊いものとしていたんだねえ 本と読みながら「へええ」しか言ってない

  • io

    すごくおもしろかった!鉄に由来する言葉・地名・名前が山ほど載ってて、へーへー言いながら読んだ。すずが成ってるの見てみたい。証拠が残らないというのが惜しい…。

  • 甲斐祐貴

    日本の神社祭祀は製鉄に関わる人々の信仰と密接に関わっているのだと考察されている。 イザナギ、イザナミと銅鐸との関わりなど、とても興味深かった。

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