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泥かぶら

真山美保

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784916016959
ISBN 10 : 4916016955
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

その昔、ある村に「泥かぶら」とよばれた、一人の女の子がいました。ひとりぼっちの「泥かぶら」は、みにくいからと、きたないからと、みんなからばかにされ、ひどい仕打ちを受けるたびに、人をうらみ、らんぼうになるばかりでした。そんな「泥かぶら」に、旅の老人が教えてくれたのです。三つのことを守れば、きっと美しくなれるのだと。1952年の初演以来60年、人間が生きるうえで大切なことを、日本中の子どもたちに伝えてきた、感動の舞台劇の絵本化。

【著者紹介】
眞山美保 : 1922年、劇作家・眞山青果の長女として東京都に生まれる。日本女子大学国文科卒業後、青果のもとで西鶴、芭蕉など近代文学を研究。1950年新制作座を創立、以来「民衆の中で、民衆と共に演劇を創る」ことを旗印に演劇活動を展開。1953年処女作「泥かぶら」によって文部省大臣奨励賞を受賞。続いて数々の作品を発表。近代劇の枠を大胆に打ち破った、人間復興の新しいドラマとして、各界の注目を集めた。そのほか菊池寛賞、東京都文化賞、演劇功労者賞などを受賞。2006年3月12日永眠

くすのきしげのり : 1961年徳島県生まれ。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は児童文学を中心とする創作活動と講演活動を続けている。絵本『おこだでませんように』(小学館)が、2009年に青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、2011年にはIBBY(国際児童図書評議会)障害児図書資料センターが発行する推薦本リストに選出される。同作品で第2回JBBY賞バリアフリー部門受賞。また『ふくびき』(小学館)、『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)と共に第3回ようちえん絵本大賞を受賞する

伊藤秀男 : 1950年愛知県に生まれる。1976年の初個展以来、名古屋、東京はじめ各地で個展を開催。『海の夏』(ほるぷ出版)で小学校絵画賞、『けんかのきもち』“2002年青少年読書感想文全国コンクール課題図書”(柴田愛子・文、ポプラ社)で日本絵本大賞、紙芝居『なぜ、おふろにしょうぶをいれるの?』(常光徹・脚本・監修、童心社)で五山賞絵画賞、『うしお』(ビリケン出版)でIBBYオナーリスト、第2回JBBY賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    お気に入りさんの感想と表紙の絵が印象的であったので借りてきて読んでみました。かなりいい本でした。一人ぽっちで汚れた感じの風采の女の子がある老人から言われたことを守って人間的な成長を遂げていってそれとともに容貌も変わっていくということで教訓的な意味合いをこめているのでしょうがそんなことを感じさせません。低学年の子供には先生が読み聞かせたり、中学年以上には夏休みなどの読書課題にしたりすれば、若干はいじめが少なくなるのではないかという期待を持たせてくれます。

  • mura_海竜

    読智さんのレビューから教えて頂き手に取りました。守ること3つ。驚いたことに、そのふたつは亡き母の教えそのものでした。2020年を迎え新たな心を持って臨もうと思います。絵本のレビューは初めてかもしれません。教えて頂き、感謝です。

  • nakanaka

    親、兄弟も無く天涯孤独の身で、見た目から「泥かぶら」というひどいあだ名をつけられた女の子の話。他人のひどい仕打ちにより自分自身も他人を信用できず人間不信に陥っていたところ、旅の老人と出会い美しくなるための三つのアドバイスを受け、どんどん魅力的な人間に成長していきます。とても素晴らしい作品だと思いました。自分を恥じないこと、他人を思いやり優しく接すること、いつも微笑んでいること。この教えを守ることはとても難しいことですが、人として大切なことを子供にも分かり易く教えてくれます。

  • アクビちゃん

    【図書館】昔、ある村に1人で暮らす醜く汚い「泥かぶら」とよばれる女の子がいました。村の人にバカにされ、ひどい仕打ちを受けるたびに、人をうらみ、乱暴する「泥かぶら」。そこへ旅の老人が、自分を恥じず、笑顔で、人を思いやると美しくなれると教え実践したら〜と、いう日本昔ばなし風。確かに人間関係って、ブーメランの様にキツイ言葉を投げるとキツイ言葉が、優しい言葉を掛けると優しい言葉が返ってきますよね。小学生高学年になり、同級生との関係に悩む頃にオススメです!

  • リリー・ラッシュ

    「泥かぶら」のお話を初めて知ったのは高校生の時。渡辺和子さんの著書「美しい人に」の中で紹介されていました。外見の醜さから周りの子にからかわれ、いじめられていた女の子。泥の着いたかぶらのようだと「泥かぶら」と呼ばれていました。でもある時旅の老人に三つのことをどんなに辛くても続けていたら、美しくなれると教わります。その三つのこととは…。私は当時このお話から“内面から溢れる人の美しさ”というものがあるのだと知りました。それまで、誰も教えてくれなかった大切なこと。渡辺和子さんの著書と共に、私を変えてくれた作品。

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