Product Details
ISBN 10 : 4326603275
Content Description
「子育て支援」はケアワークである。地域の子育てを支えるものとして制度に位置づけられながら、アンペイドワークの延長線上にみなされるその労働の問題を、全国働き方調査データをもとにはじめて社会学や経済学の視点から問う。市民性・当事者性が強調される労働実態を実証分析、社会経済的評価の重要性を示す。
目次 : 「子育て支援労働」とは何か/ 第1部 制度的・歴史的文脈から子育て支援労働を考える(地域子育て支援労働の源泉―1990年代初頭まで/ 子育てする親が生成した子育て支援労働―非営利・協同セクターによる当事者活動の萌芽から制度化途上に/ 子育て支援労働の専門性を問う―ケア労働の分業化と再編の中で)/ 第2部 調査データの分析から考える(子育て支援者の労働時間・訓練機会・賃金―労働経済学からみた「地域子育て支援労働」/ どのような支援者が無償労働に従事するのか―業務の種類と労働時間の関係に着目して/ 地域子育て支援の制度化と非現場ワークの増大/ 子育て支援労働は地域に何をもたらすのか?―ワーカーズ・コレクティブにおける経済的報酬と働くことの意味をめぐって/ 子育て支援労働者にとっての経済的自立の困難と可能性―ワーカーズ・コレクティブにおける経済的報酬と働くことの意味をめぐって)/ 第3部 子育て支援労働の課題(地域子育て支援労働の制度化―1990年代以降)/ 地域子育て支援労働研究のさらなる展開をめざして
【著者紹介】
相馬直子 : 1973年生。2005年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授
松木洋人 : 1978年生。2005年慶応義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、大阪市立大学大学院生活科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
