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ISBN 10 : 4000026054
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労働とは何か。憲法の職業ないし勤労に関する人権は、日本国憲法の全体系においてどのような位置を占めているのか。国連憲章及び世界人権宣言において基本原理とされている「尊厳」概念は労働法とどのような関係に立っているのか―。「人の権利」という観念が初めて生まれた近代法にまでさかのぼりながら、労働法の根本問題を探究する。
目次 : 序論 人間的営みとしての労働/ 第1部 労働論―労働の意義と疎外の探究を中心に(労働の本源的意義/ 労働の疎外と克服の展望)/ 第2部 労働法論―疎外の緩和をめざす権利概念の探究を中心に(「労働の権利」の近代的原型―1789年人権宣言・1791年憲法/ 現代的権利・義務観念の形成/ 国際文書における「自由」と「尊厳」/ 日本国憲法における「労働の権利」―「職業選択の自由」と「勤労の権利」)
【著者紹介】
相沢美智子 : 1995年一橋大学法学部卒業。96年カリフォルニア大学バークレー校法科大学院修士課程修了。98年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。2001年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。東京大学社会科学研究所助手等を経て、一橋大学大学院法学研究科教授。博士(法学、一橋大学)。労働法・ジェンダーと法。主な著書に『雇用差別への法的挑戦―アメリカの経験・日本への示唆』(2012年・創文社、第6回西尾学術奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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