Product Details
ISBN 10 : 4416524161
Content Description
アンモナイトといえば、誰もがあの「巻貝のようにグルグルした殻」を思い浮かべるだろう。アンモナイトは日本古生物学会のシンボルマークにもなっており、小学理科の教科書では「中生代白亜紀末に絶滅した頭足類」「地質時代を示す示準化石のひとつ」などと説明される。化石を持っている人もいるかもしれない。それなのに、私たちはアンモナイトが実際にどのように暮らしていたか――何を食べ、どのように泳ぎ、どんなふうに成長し、どういった進化を遂げたかなどをよく知らない。なぜなら、本体(軟体部)が化石になりにくく、また生活の痕跡が地層に残りづらいことなどにより、そもそも古生態の復元が難しいからである。
研究の進展により、その謎は徐々に明かされてきた。種ごとに食性や生息域が異なっていた可能性、雌雄で大きさが異なっていた可能性、小さな卵をたくさん産んだ可能性‥‥など、この10年ほどで次々と指摘されるようになってきた。本書では、「アンモナイト博士」と親しまれる著者が「渦巻き化石」と知られるアンモナイトのリアルな姿や生きざまを、最新研究を交えてわかりやすく解説する。アンモナイトを知りたいなら、まずはこの一冊を手に取ってほしい。
【著者紹介】
相場大佑 : 公益財団法人深田地質研究所研究員。1989年、東京都生まれ。2017年横浜国立大学大学院博士課程修了、博士(学術)。三笠市立博物館学芸員を経て現職。専門は古生物学(特に、化石頭足類アンモナイトの分類・進化・古生態)。アンモナイトの生物としての姿に迫るべく研究を進め、これまでに2新種を記載。また、学芸員時代に巡回展「ポケモン化石博物館」を企画し、総合監修を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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更紗蝦
読了日:2024/03/21
左近
読了日:2024/07/26
tokkun1002
読了日:2024/09/15
才谷
読了日:2024/04/11
Kazuyuki Koishikawa
読了日:2024/03/24
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