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目取真俊短篇小説選集 3

目取真俊

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877144371
ISBN 10 : 4877144374
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ダイ@2019.11.2〜一時休止

    小説選集ではこれが一番軽めで(重い話が多いけど)ホタル火が個人的には一番良かった。

  • 翔亀

    【沖縄69】短編12編。うち単行本未収録4編につき紹介する。いずれも現在書籍になっている最新小説の模様(2004-2012)。「ホタル火」は、恐らく最高傑作と思われる『目の奥の森』(2009)の前日談ともいえる作品。米軍に制圧された小さな島という同じ舞台で、沖縄人同士の差別を抉る。障碍者への差別が米軍のスパイという言説につながり、自殺に追い込まれる。この障碍者はのちの『目の奥の森』では、米軍への唯一の反抗者として登場する、と私は読んだ。『目の奥の森』の複数の回想談にもう一つの真実が加わった。↓

  • 燃えつきた棒

    目取真俊とこの作品のことは、だいぶ前に三柴ゆよし(作家:蛙坂 須美〈あさか すみ〉)さんのツイートで知った。 生来の怠けものゆえ手に取るのがこんなに遅くなってしまったが、この作品を教えてくれた三柴さんに感謝したい。/ 「群蝶の木」: 学生の頃聴いた佐渡山豊の「ドゥーチュイムニイ」が胸に突き刺さったように、元慰安婦ゴゼイの言葉が突き刺さった。 戦争中、日本兵に体を売っていたゴゼイのもとに、米兵相手の売春旅館に入ってくれないかとの依頼がくる。 不良米兵から部落の婦女子を守るために協力してほしいというのだ。

  • 三柴ゆよし

    目取真俊の小説では、虚構を以て現実を捌く小説の作法が、常に揺れうごいている。土地が持つ歴史と記憶の忘れがたさ、そして、にもかかわらずそれが否応もなく忘れさられていくことへの怒りと哀しみが、小説を書く、という本質として理性的且つ現代的な営みに、時として、おさえがたいエモーションを吹きこむ。概して彼の小説ではそうした作品こそ傑作で、本書収録の作品でいえば「面影と連れて」「海の匂い白い花」「帰郷」「群蝶の木」などがそう。目取真俊というひとりの小説家の特徴をつかむには、まずもってこの選集を手にとるのがいいだろう。

  • スミス市松

    ゴゼイの辛く痛ましい生に寄り添い、月光を受けて黄金色にまたたく「群蝶の木」という超現実的なメタファーで彼女を浄化していく終盤の語りは筆舌に尽くしがたい。ゴゼイ、ショーセイ、義明、時代の異なる彼ら三人の錯綜した記憶は読まれることによって継承され、昇華され、群蝶の木へとつながっていく。目取真作品の中において最も美しく、かつ重要な作品である。

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