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雨の器 句集

益岡茱萸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781417790
ISBN 10 : 4781417795
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

◆第二句集

空蝉の雨の器となりにけり

第一句集「汽水」を出版して、十年が経った。その間の忘れられない出来事といえば、身近な人々が多く鬼籍に入ったことだろうか。共に語ることのできなくなった想い出は、消えることはないけれど、ただ寂しく漂うばかりだ。
「雨の器」には、人以外の生き物の句が多い。命の儚さへの思いを、彼らの短い生に託したのかもしれない。

(あとがきより)

◆収録作品紹介
端のみに音のありたる緑雨かな
顔寄せて私の息と百合の息
肩までを毛布に入れて夢を待つ
半畳の机仕事や二月尽
立子忌やけふ生れしごと句は光り
黴の香の緞帳閉ぢて楽日かな
細胞は死につつ生まれ春の月
新走りつまみを少し紙にのせ
ひと日ごとひとを想ひて菊枕
何にでもなれる明日や初日記

【著者紹介】
益岡茱萸 : 1957年生まれ。早稲田大学商学部卒。コピーライター・ディレクターとしての活動の傍ら、星野高士氏を師とする広告制作者の句会に参加。以来、俳句を楽しむ生活に。玉藻同人。第一句集『汽水』で自費出版文化賞詩歌部門賞受賞。宝井其角俳句大賞、星野高士準賞などを受賞。東京コピーライターズクラブ会員。日本文藝家協会会員。現代俳句協会会員/日本伝統俳句協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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